京都文教大学 Kyoto Bunkyo University
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文化人類学科:教員紹介
上田冨士子遠藤央金基淑 ・杉本星子 ・西川祐子橋本和也坂上香永野貴子
鵜飼正樹奥野克己Elizabeth Ann King小林康正鈴木七美古川まゆみ松田凡森正美安田ひろみ
杉本星子 Sugimoto,Seiko
京都文教大学・杉本星子
杉本星子に聴く
対象地域と研究テーマ
フィールドの概況
フィールドの人々と
新入生へ、「文化人類学を学ぶため」のアドバイスを
新入生へ、1年次の授業をどのように進めるか
編入生へ、3年次の授業をどのように進めるか
杉本星子
性別
出身地 東京都
職名 助教授
子供の頃なりたかったもの 古生物学者(恐竜に興味があった)
好きな映画 「ボンペイ」 (インド)
好きな歌手 ウディット・ナラヤン (インド)
好きな本・作家 R.K.ナラヤン
嫌いなもの 会議
研究以外の趣味 チェロ
これから文化人類学を
学ぶ学生へのメッセージ
体で学ぶ人類学の知は体力。でも体力は知じゃないのです。
杉本星子に聴く
対象地域と研究テーマ
研究の対象地域は南インドですが、最近そこから移民した人々が住んでいるインド洋の島々にフィールドが広がっています。研究テーマはもともと「村の寺院から現代インドにおけるカーストと親族の問題を考える」というものでしたが、これもまた最近、「サリーファッションから現代インドを考える」に移りつつあります。いずれにせよ、ダイナミックに変動する今日のインド社会は文化人類学のフィールドとしてとても面白く、また難しいところです。
フィールドの概況
タミルナードゥ州南西部の農村地帯でフィールド調査をしていました。ここは広大な乾燥地が広がる雑穀栽培地帯でしたが、近年、大規模潅慨が導入されて稲作が出来るようになりました。ほかに、綿花、落花生、ターメリックなどの換金作物が栽培されています。

この地域の人々は、タミル語を話します。といっても、同じ村のなかに、テルグ語やウルドゥー語を話す人たちも暮らしています。ヒンドゥー教徒が多いのですが、イスラム教徒も、カーストが違うと生活習慣が違います。地主がいて、農業労働者がいて、寺院司祭、床屋、洗濯屋、壷作り、星占い師がいて、寺院の前には乞食もいます(余談ですが、乞食のお婆さんには、結構世話になりました)。季節になると篭作りや椰子酒作りもやってきます。そうそう、オウム占い師もいました。とまあ、いろいろな仕事をする人が集まって、村の生活は成り立っています。

さて、村の食べ物といえばカレーです。カレーとは、「おかず」つまりカレー味の煮付けのことです。お客さんの日には、羊のカレーだったりしますが、普段は野菜中心の健康食です。数年前から、土曜日に床屋が肉屋を開くようになったので、村の人が肉を食べる機会も増えました。そうした「おかず」をつまみながら、一杯目のご飯には味噌汁にあたる豆のカレーをかけて、二杯目は澄まし汁のようなトマト風味のスープをかけて、三杯目はヨーグルトをかけて食べるというのが、お昼のフルコース。というわけで、フィールドに行くと太って、太って。これが悩みの種、フィールドで辛かったことです。ちなみに、村での「こんにちは」に相当する挨拶は「食べた?」「食べたよ」です。
フィールドの人々と
村では、専属の写真屋として位置づけられていたようです。やれ祭りだ、結婚式だ、葬式だ、偉いさんが来たと、よくお呼びがかかりました。村の人たちには、本当によくしてもらいました。フィールドで楽しかったことといえば、よい友人に巡り会えたことにつきると思います。インドでものを取られたという人の話をよく聞くけれど、星子ほど、ものをもらってくる人も珍しいと、あきれられたほど。前世は、インドの乞食だったかも。
新入生へ、「文化人類学を学ぶため」のアドバイスを
高校生(生徒)と大学生(学生)は、まったく違います。今、この瞬間、自分が「現代」の「日本」社会に穿たれた大きな溝を飛び越えつつあることを自覚し、じっくりそこから世界を見て考えること、これが体験しつつ学ぶ文化人類学の第一歩です。
新入生へ、1年次の授業をどのように進めるか
ビシバシ、ビシバシ、やりたいなー。根性あるかなー?担当は、「自文化を考える」です。
編入生へ、3年次の授業をどのように進めるか
なんでもありの学問の面白さと背中あわせの厳しさを、実践的に学んでもらうことから始めたいと考えています。
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