学部・大学院

大学院 文化人類学研究科 概要

フィールドワークを通して、異文化や現代社会の諸問題を考察する。

グローバル化の進行に伴って、異なる宗教・人種・民族・文化の交流が活発になり、同時に様々な摩擦が深刻化しています。文化人類学研究科修士課程では、世界の各地域の特徴に関する知識や現代が抱える課題への洞察力を養成。さらに自らの文化を相対化し、共感的理解の上に立って異文化を「翻訳」し、異文化間でネゴシエイトできる能力、すなわち異文化間リテラシーを培います。カリキュラムは2分野に分かれ、地域文化研究分野では環太平洋の諸地域と国々を重点的に研究し、現代文化研究分野では地域を限定せずに現代社会の諸問題を文化人類学的視点から考察します。

本研究科の特色

1.フィールドからの発想

文化人類学におけるフィールドワークは、対象とする地域に滞在し、現地の生活に参与しながら調査・研究を行うことにより、内側から深くテーマを追究する手法です。本研究科ではフィールドからの発想を基本に、現代社会に対してより本質的な問題提起をできるよう、指導を行います。

2.多様な地域やテーマにわたる教授陣

多文化・多民族的状況に対応できる専門家に必要な教養を養成するために2分野のカリキュラムを設けました。一つは特定地域に関する知識と理解を深化させるための地域文化研究分野で、もう一つは近年、世界規模で顕在化した都市・民族・宗教・ジェンダー・家族・観光・開発・医療などをめぐる諸問題を、文化人類学的に探究するための現代文化研究分野です。本研究科では多様な地域や研究分野を専門にする教授陣が、院生の研究指導に当たります。

3.少人数教育による丁寧な研究指導

小規模な大学院という特色を生かし、教員と学生とのコミュニケーションを重視した教育を行っています。また、文化人類学を学んだことがない学生でも、研究科入学後に授業や研究、フィールドワークについていけるよう、学生一人ひとりに対して丁寧な研究指導を心がけています。

4.セメスター制の導入と修了年限への配慮

より高い教育効果をあげるための集中的学習の実現と、フィールドワークや留学などへの柔軟な対応をめざして、セメスター制を導入しました。個々の学生の研究目標や条件に応じ、計画的かつ弾力的な履修が可能となるようにカリキュラムを編成しています。

5. TA制度と奨学金

TA(ティーチング・アシスタント)制度とは、担当教員の指導のもとに大学院生が学部授業の補助を行う制度です。TAは教育歴としてカウントされ、将来のキャリアアップにつながり、報酬も支払われます。 奨学金制度として、大学院生の国内・海外におけるフィールドワーク研究・調査活動の一層の充実をはかるためのフィールドワーク奨励制度や入試の成績などに応じて支給される本学独自の富田奨学金、その他にも日本学生支援機構の奨学金があります。また、研究・調査活動に必要な書籍や資料を購入できる学生研究補助費を設けています。本学の図書館における他図書館との相互利用サービス(文献複写や現物貸借)にかかる費用を支援する制度もあり、研究・調査にかかるサポート体制も充実しています。

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