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Vol.3 箱庭の巨匠、岡田康伸先生に お話を伺いました。

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● 京都文教大学を受験する方へ

院生:
これから文教を受験する学生であるとか、社会人の方に対してエールなどをお聞かせいただけますか?
岡田:
さっき出てた、箱庭なんかの実践演習の授業がすごく良いと思う。他の先生もやってるので、箱庭は5、6クラスあるし、夢分析のクラスも3つほどあって、このような授業は他の大学ではないのではないかな?今は学生は3つまでしか履修できないからかわいそうやけど、少しでも多く体験できるように工夫しているところだし。
それから、京都文教の良いと所は講義だけでなくこんな感じで学生に手厚く考えている所じゃないかな。だから、こういう部分はすごくアピールできる部分だと思う。
僕が体験してきた他の大学と比べたらね。学生を大事にしているというかね。もちろん講義なんかは大きな教室で大人数になることもあるけど、実習とかになると少人数のクラスに分けて、実際体験できて。こういう体験って、社会に出て、心理の専門を生かせる道に進まなくても人生のどっかで生きてくると思うし。
特に箱庭とか、夢もそうだろうけど、自分を見たり見つめなおしたり考えたりするきっかけになったりするであろうから。大学生とか青年の“仕事”というか、テーマにぴったりなことをやっていると思う。学問的に専門を売るというだけではなくてね。
院生:
心理を職業としない人にとっても有意義な時間を体験できるということですね。
岡田:
そうそう、将来役立っていくと思うけどね。こう役立ったとか、はっきり分かるわけではないだろうけど、全体的にどっかでちょっと役立ってると思うけどね。まぁそういうことをやってるのが京都文教大学かな。それを高校生とかがあまり知らないというのが難点だよね。今やってもらっている先生方のインタビューなんかもこういう魅力を伝えるためかもしれないけど、体験した学生の声なんかも大事かもしれないよね。

● スポーツと囲碁

院生:
臨床心理学から少し離れてしまうのですが、先生はスポーツがお好きだと言うことを小耳に挟んだのですが、今現在も何かスポーツをされているのですか?
岡田:
ソフトテニスを大学の時からずっとやってますね。今は時間のあるときだけで、一ヶ月に1回あるかないかという感じやけど。それから、前の大学ではソフトテニスの部長になってて、試合なんかも応援にも行き若返ってました(笑)。一時期普通のテニス?硬式テニスかな、それもしたことがあったけど、やっぱりソフトテニスに戻ってきた感じはあるね。まぁ硬式テニスよりかは上手にできるからね。硬式の方はどうしてもうまくいかないわ(笑)。小さい頃はソフトボールばっかりやってたんやけどね。あとは、見る方はラグビーなんかを試合会場に見に行くね。これも時間があったときによく花園に行ったりしてたかな。
院生:
スポーツはするのも見るのもお好きなんですね。
岡田:
そうやね。(ラグビーは)テレビで放映してくれたらテレビで見ることもあるけど、あんまりTV放映をしないでしょ?決勝とかのええとこだけしかせーへんでしょ。だから見に行くんやけど。最初に行ったときに、本物を見るのがこんなに面白いのかと思った。それで、続けて見に行ってるんやけどね。
今はもう、観客席とフィールドが離れてしまってるけど、昔はもっと観客席とグランドとが近かったから、選手のものすごい激しい息づかいとかが、ハッ、ハッ、ハッ、って聞こえたりするから、一緒にやっているような気になって、臨場感が溢れてくるんだよね。それから、子どもを連れて行ったときなんかは、ボールがパッと飛んできたことがあって、もうちょっとで当たりそうだったんだけど(笑)、それで、選手がびっくりして、「すんません、すんません」って(笑)、キャプテンが必死に謝ったりしたこともあったかな。子どもが小さかった頃は家族で行ったりしてたね。今は子どもが大きくなったからもう一緒には行かないけど。そんな感じで、ラグビーを見るのも好きやな。
院生:
スポーツの他に興味を持たれていることなどはありますか?
岡田:
下手なんやけど好きなものは、碁やね。大学ぐらいから始めたから、まだ上手にならないんだ(笑)。もっと早くから始めれば違ったんだろうけど。それで、今、夢があって、「囲碁とセラピー」という本を書くことなんですよ(笑)。
院生:
すてきな夢ですね。タイトルはこのままですか?
岡田:
今のところはこのタイトルで。囲碁とセラピーの関係みたいなのを書きたいんだけど、囲碁の方が上手にならないから、まだまだ書けないですね(笑)。
院生:
先生が囲碁を経験された中で、セラピーとのどんなところに関係があると思われたんですか?
岡田:
どう言ったらいいかな、ちょっと人の受け売りのようなとこもあるけど。囲碁は最初に「布石」と言って、石をばらして置いていくんだけど、その布石から順番に進んでいくわけですよ。で、セラピーもやっぱり、パッと会って、はい治りましたってすぐに効果が出るわけじゃないでしょ?やっぱりこう、1年とか2年とかこう長い期間があるわけで、だから最初はこう布石的に、何と言うか、バラバラであるというか。
それから、囲碁は人生の縮図と言われるでしょ?セラピーは完全に人生でしょ。問題行動の治療ということもあるけど、やっぱりその人の生き方というか、そういったことが入っているわけで。碁盤は19×19の空間の中での陣地の取り合いなんだけど、さっきの四つ切り画用紙の過去・現在・未来の空間作成とどこか似てくると思うんだけどね。前に置いたことが次に生きてきたり、また、先を読んでこのへんに置いたものはこのあたりで生きてくると言ったことを考えるわけだから、そういうところが似てると思うので、こういったことを書きたいなと思ってるんですよね。
ただ、囲碁は勝負って言うことが関わっているからね。セラピーはやっぱり勝負って言うことはないと思うからねぇ・・・だから、どっか違うようなところもあるかもしれないから、どうなるか分からないけどねぇ。でも、人生の中で正念場では解決しないと行けないところがあったり、セラピーでは攻撃性があったりするから、これは大きなテーマでもあるし、どこか関係があるように思うんですよ。でも、今は箱庭の3部作の本の3冊目を前の退職までに書こうと思っていたけれども、出来ていなくてぜひ少しでも早く出版できるようにと思っています(笑)
院生:
では、箱庭の本が出版された後に、「(仮)囲碁とセラピー」が出版されるのを楽しみにしています。本日はどうもありがとうございました。
 
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