京都文教大学人間学研究所・臨床心理学部共催 
公開講座 シリーズ日本的心理療法研究 

第4回「森田療法における日本的精神性」

講師:北西憲二(森田療法研究所所長、日本女子大学社会福祉学科教授)
司会・対談:秋田巌(京都文教大学人間学研究所所長)

日時:2011年1月19日(水)13:00-14:30
会場:京都文教大学 弘誓館 G102教室
入場無料・申込不要

お問い合わせ

京都文教大学人間学研究所

電話:0774-25-2494(大学・研究支援課:立石)
メール:n-tateishi(at)po.kbu.ac.jp ※送信の際は、(at)を@に変更してください。

森田療法とは

 1919年(大正8年)に東京慈恵会医科大学精神神神経科初代教授の森田正馬(もりたしょうま、1874年生まれ−1936年没)が作り出した神経症に対する精神療法です。
森田自身はこの療法を「神経質の療法」「余の特殊療法」「自覚療法」「自然療法」「家庭療法」「作業療法」などと命名していましたが、後に森田の名前を冠して森田療法と呼ばれるようになりました。

 森田療法の基本的な考え方は、1)不安・恐怖、あるいは私たちの苦悩は生きる欲望ゆえに起こると理解する、2)それらの不安、恐怖、苦悩にとらわれ、それを取り除こう、それから逃げようとすると不安、恐怖、苦悩はますます強くなる、3)そのとらわれるこころのあり方を問題とする、4)従ってとらわれの打破を治療の目標をする、5)そのためには不安、恐怖、苦悩そのものを受容することと生きる欲望の発揮を重視する(あるがまま)、です。

森田療法は日本の、さらにいえば東洋の文化がはぐくんだ、人間の悩みの解決法です。