京都文教大学
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取組の目的・達成目標

取組の目的

就業力と学士力を同時に高める。

従来の大学ではキャリア教育を「なりたい自分探し」「やりたい仕事探し」を出発点とする「内発的意欲」の開発を軸に行う傾向にありました。これは、大学生が自己の関心傾向や固有の経験を自覚し、それに適した職業を見出すことで就業意欲および就業力を高めようとするものです。しかし「雇用のミスマッチ」「人材の需給ギャップ」が問題となっている現状に対し、大学は単に「内発的意欲」の発展を促すだけでなく、今後必要とされる職業分野や人材像、つまり社会的ニーズをも学生に十分伝えていく必要があります。そもそも、仕事に対する意欲は、決して「やりたいこと」を発見した時にだけ起きるのではありません。自身の関心や経験と直接結びつかなくとも、人の役に立つ、社会に貢献できるという実感から生まれる就業意欲があります。こうした、自分を活かせる場に気付かせることで「外発的意欲」というべきものを着実に育てる教育実践が、従来の大学には不足していたといえます。
 こうした問題認識にもとづき、本取組では、大学4年間を通じて大学生が三つの能力を段階的に高めていきます。つまり、1年次においては「自己の資質・能力を見極める力」、2年次においては「現実社会のニーズを捉える力」、3・4年次には「これら二つの力を統合し就業を実現する力」を育成します。こうした新規の教育プログラムと既存の専門教育との間にシナジー効果を生み出し、就業力と学士力双方を同時に高めていくことを目指します。

取組による達成目標

内定率、就職決定率、進路決定率の向上。

 卒業生の就職状況に関する目標は、内定率(内定取得者/就職希望者)と就職決定率(就職者/卒業生)、進路決定率(就職者と進学者/卒業生)の向上を図ることです。本事業3年目の平成24年度には、平成21年度に対して、内定率で4%、就職決定率で11%、進路決定率で10%向上させることを中間目標とします。また、全国大学の人文科学系学部の就職決定率、進路決定率をベンチマークとして、毎年上回ることも指標とします。
 さらに就職活動の短期化を目的に5月末時点での就職内定者比率を中間目標として平成24年度には、平成21年度比で10%アップさせることを目指します。就職活動を早期に終えることで、大学の学びの集大成である4年次の学業を充実させることができます。加えて、学生には卒業時点で本学の就業支援に対する満足度の調査を行い、常に前年結果を越えることを目標とします。一方で、在学生と教員を対象に、この取組が就業力と学士力を高めることに貢献したかを尋ねるアンケートを実施し、その評価数値を年々高めていきます。

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