第53集(2014)目次

標 題 著者名
論文
「絵本ノート」再考 鳥丸 佐知子 (1)
フランスにおける歴史とコミュニケーション―近現代の言語事情から― 東出 加奈子 (13)
保育者養成校における音楽教育についての調査研究
―音楽基礎知識及び鍵盤楽器の練習量と演奏技術の観点から―
岩佐 明子、冨田 英子、鳥丸 佐知子 (21)
シュライエルマッハーにおけるコミュニケーション理論と教育理論との関係について 越後 哲治 (31)
幼稚園教育要領に潜在する教育科学理論仮説(V) 田中 亨胤 (43)
保育者―保護者間の誤解に関する基礎調査 張 貞京、真下 知子 (55)
身体表現あそびの保育内容の検討W―保育士による「草むらごっこ」の実践から― 本山 益子、平野 仁美 (67)
運動後に指導者から与えられる快/不快感情喚起メッセージと学習者のパーソナリティーとの関連性 石倉 忠夫 (79)
フリップジャンプの回転数が膝関節と股関節の角度変位に与える影響 山下 篤央、久米 雅右近 直子、森井 秀樹 (91)
Social Competence in Language Teaching and Learning Ryofu PUSSEL (97)
研究ノート
実習に学ぶ「支援」の技法に関する一考察―学生の振り返りを中心に― 石野 美也子 (109)
小学校英語教材「Hi, friends」の国際理解教育内容と児童の関心 横山 聡洋 (115)
文部省唱歌『ふるさと』100 年の変遷を辿る 宮島 幸子、伏見 強 (123)
ベンチスロー・エクササイズの有効性について 森井 秀樹、山下 篤央、久米 雅 (131)
資料・情報
京都文教短期大学図書館「村松文庫」所蔵本 書誌紹介(五) 續木 好子、千古 利恵子 (135)
最近の学会誌論文に見る「食品の機能性」研究 村上 俊男 (141)
教育研究活動報告
短大における教職実践演習(栄養教諭)の取組と効果 中島 千惠、福田 小百合、坂本 裕子、鳥丸 佐知子、桑原 千幸 (149)
栄養士を目指す学生による地域住民を対象とした食育実践 坂本 千科絵、森 美奈子、田中 惠子、坂本 裕子 (161)
執筆者一覧 (167)
 
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「絵本ノート」再考
鳥丸 佐知子
要 旨 : 本学の伝統的な課題であった「絵本ノート」。担当されていた照屋名誉教授の退官後、紆余曲折を経て『発達心理学』の時間外学習課題として再スタートし、今年で2 年目に入った。学生の現状をふまえ、新たな手法も取り入れて再スタートした本課題であるが、多くの絵本に触れる機会の提供、文章を要約する力や絵を描く力の向上、入学後早い時期からの図書館利用率の上昇といった効果がみられた一方で新たな課題もみえてきた。
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フランスにおける歴史とコミュニケーション―近現代の言語事情から―
東出 加奈子
要 旨 : 本論は、フランスにおける言語のコミュニケーションについて歴史的観点から考察するものである。日本ではグローバル化への対応として、外国語を習得することだけではなく、歴史・文化もともなう思考力を備え、相手とのコミュケーションができるよう提言している。世界の多様な言語を把握したうえで、フランスにおける事例を取り上げ、移民や地域語による多民族、多言語社会における言語問題を通して、コミュニケーションと歴史との関わりを検討した。
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保育者養成校における音楽教育についての調査研究―音楽基礎知識及び鍵盤楽器の練習量と演奏技術の観点から―
岩佐 明子、冨田 英子、鳥丸 佐知子
要 旨 : 昨今、保育者養成校へ入学してくる学生の、鍵盤楽器演奏における読譜力及び練習意欲の低下が問題となっている。本論では、1 回生の入学時の読譜方法、音楽基礎知識の有無及び入学前後の鍵盤楽器の練習量を調査し、1 回生前期末の成績から学生の現状を探った。その結果、音楽基礎知識の理解度及び1 週間の練習日数が、演奏技術に関連していることが明らかになった。1 回生前期における音楽基礎知識の指導と、入学前後に練習を習慣付ける指導法の確立が今後の課題である。
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シュライエルマッハーにおけるコミュニケーション理論と教育理論との関係について
越後 哲治
要 旨 : シュライエルマッハー, F.は、明治以降日本の教育学に大きな影響を与えてきたドイツ精神科学的教育学の原点ともいうべき人物である。彼は教育学のみならず弁証法、倫理学、解釈学、心理学などコミュニケーションに係る研究を残しているが、コミュニケーションそのものをテーマとした研究を残していない。しかし、彼は教育を世代間の活動としてとらえている。そこで世代間のコミュニケーションとしての教育の観点から彼の教育学と関連諸科学との関係を探る。
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幼稚園教育要領に潜在する教育科学理論仮説(V)
田中 亨胤
要 旨 : 平成元・10・20 年の「幼稚園教育要領」には、斬新な教育科学理論の組み込みが試みられている。本稿は、「幼稚園教育要領に潜在する教育科学理論仮説」としての一連の研究である。これまでに、「幼稚園教育要領」に組み込まれている教育科学理論仮説を俯瞰的に可視化するとともに、モデリングおよびミラー・ニューロンの視座からの検証を試みた。本稿では、ヴィゴツキーの教授−学習論に視点を置き、「幼稚園教育要領」に潜在する教育科学理論仮説を把握するものである。
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保育者―保護者間の誤解に関する基礎調査
張 貞京、真下 知子
要 旨 : 誤解は良好な人間関係の形成維持を妨げる要素である。子どもを挟んだ保育者と保護者の関係は良好かつ協力的なものが望ましいが、保育現場においては人間関係、場面、タイミングなど、様々な要因によってコミュニケーションのズレが発生することがある。本研究では、保育者が説明不足や言葉の表現で誤解されたり、誤解されていることに気づかず第三者を通して知らされたりする経験をしていることが明らかになった。
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身体表現あそびの保育内容の検討W―保育士による「草むらごっこ」の実践から―
本山 益子、平野 仁美
要 旨 : 平野考案の「草むらごっこ」という身体表現あそびを保育士が実践する保育をDVD に収録・分析する機会を得た。その結果、子どもたちが「草むらごっこ」での「動く楽しさ」と「表現の楽しさ」を体感する姿が確認できた。従前に平野による「草むらごっこ」実践を観る経験の有無が、保育士の保育方法に影響していることも確認できたが、その方法の違いに関係なく、子どもたちの背景にある「草むらごっこ」の楽しさの定着が、今回の保育実践を支えていることが明らかになった。
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運動後に指導者から与えられる快/不快感情喚起メッセージと学習者のパーソナリティーとの関連性
石倉 忠夫
要 旨 : 本研究は、スポーツや体育活動時に指導者から与えられるメッセージが学習者の快/不快感情に及ぼす影響についてパーソナリティーと関連付けて検討した。大学学部生324 名を調査対象とした。分析の結果、「外向的な人」は快感情喚起メッセージに高く反応し、「冷たい人」は快感情喚起メッセージに対して快く反応しない。また、「思慮深い人」は不快感情喚起メッセージに不快な反応を示さないことが明らかにされた。
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フリップジャンプの回転数が膝関節と股関節の角度変位に与える影響
山下 篤央、久米 雅、右近 直子、森井 秀樹
要 旨 : 女子フィギュアスケート選手1 名を被験者(全国大会上位入賞者)に、回転数の違うフリップジャンプの動作を解析し、左膝関節と左股関節の角度変位の特徴を検討した。その結果、回転数の多いジャンプでは、膝・股関節の動作範囲が大きく、速い角速度を示した。従って、回転数の多いジャンプでは、膝・股関節の大きい動作範囲と角速度が速いことが明らかになった。
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Social Competence in Language Teaching and Learning
Ryofu PUSSEL
要 旨 : This paper shows how a social view of language learning and teaching can produce competent users of the language by stressing the importance of teaching language patterns that are suitable and appropriate for a particular situation, which shall enable our learners to do things with language: this is the learners’ social competence.
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実習に学ぶ「支援」の技法に関する一考察―学生の振り返りを中心に―
石野 美也子
要 旨 : 相談援助や保育相談支援という、学生にとってイメージしにくい、かつ、プライバシーの観点から実践の場で学ぶことが難しい科目においてどうすれば、学生にイメージと今後保育者になったときに必要かということを感じ取ってもらえるかを試行錯誤し、実習という場を通して、コミュニケーションや寄り添うということを学べないかと考えた。ここに実習から学ぶもということを試行してみた。
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小学校英語教材「Hi, friends」の国際理解教育内容と児童の関心
横山 聡洋
要 旨 : 本稿は横山(2010)の続編である。5,6 年生の小学校英語活動において、平成24 年度より使用の文科省英語補助教材「Hi, friends」の国際理解教育内容の抽出と、全教科との横断的なつながり、全教科における国際理解学習内容の項目数や取り上げられる国の数を再調査したものである。また対象の小学5・6 年児童に、@「英語への関心」、A「外国への関心」、B「英語以外の外国語への取り組みへの関心」についても尋ねてみた。
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文部省唱歌『ふるさと』100 年の変遷を辿る
宮島 幸子、伏見 強
要 旨 : 日本人なら誰でも知っている文部省唱歌『ふるさと』は尋常小学校で児童に歌われ始めて今年で100 年になる。1914 年(大正3 年)という年になぜ文部省唱歌として尋常小学唱歌集6 年生用に掲載されたのか。社会状況が目まぐるしく変化する中で100 年経てもなおも歌い続けられる文部省唱歌『ふるさと』について、時代と『ふるさと』の変遷を辿り、文部省唱歌『ふるさと』を歌う意味、役割を考察した。
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ベンチスロー・エクササイズの有効性について
森井 秀樹、山下 篤央、久米 雅
要 旨 : 本実験は、下半身のパワー評価およびトレーニングのために開発された装置に、Smith machineを設置し、ブレーキコントローラーによりバーの落下速度を制御したbench throw exercise の有効性について検討した。その結果、典型的なbench press に比べ、bench throw はパワー値、バー速度共に高値を示し、伸張―短縮サイクルが効果的に働き、上半身のプライオメトリクスとして有効であることが明らかとなった。
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京都文教短期大学図書館「村松文庫」所蔵本 書誌紹介(五)
續木 好子、千古 利恵子
要 旨 : 京都文教短期大学図書館「村松文庫」の目録作成の準備を始めた。本稿は、その第五回目調査結果を報告するものである。
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最近の学会誌論文に見る「食品の機能性」研究
村上 俊男
要 旨 : 食品の機能性研究は、1984 年に端を発して以来、常に注目の高いテーマであって多くの成果を上げてきている。本稿では最近5年間の3学会の邦文誌を調査し、その内の2学会誌では全報文数の3割近くを機能性報文が占めていたことを確認した。また報文全体の3/4 で植物性試料が使われ、血糖上昇抑制・抗肥満・抗酸化などの機能性が見い出されており、改めてファイトケミカル(植物由来の化学物質)がクローズアップされる結果であった。
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短大における教職実践演習(栄養教諭)の取組と効果
中島 千惠、福田 小百合、坂本 裕子、鳥丸 佐知子、桑原 千幸
要 旨 : 栄養教諭養成を行なう短期大学における教職実践演習の取組とその効果を考察した。履修カルテに記載された7 領域の自己評価を中心とする量的分析に加え、学生の課題意識、コメントカード、最終レポートなどの提出物による質的分析の両者を実施した。自己評価は7 領域すべてで上昇し、特に学生の課題意識の高かった「授業実践力」「子ども理解」において有意に上昇した。現場からの外部講師の効果も認められた。更により幅広い人材養成の取組に繋がった。
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栄養士を目指す学生による地域住民を対象とした食育実践
坂本 千科絵、森 美奈子、田中 惠子、坂本 裕子
要 旨 : 栄養士を目指す学生が地域住民への食育に関する情報発信やイベントに主体的に取り組むことは、栄養士としての資質向上につながると考えられる。平成24・25 年度に、小学生を対象とした食育劇と料理教室の開催および近隣住民を対象とした地域イベントに参加し食育実践活動を行った。食育実践活動終了後、学生の意見を検討したところ、学生が幅広い対象者への効果的な食育を行うために必要な汎用能力や専門的技能に気付く機会となったと考えられた。
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