総合社会学科
国際文化コース
(2024年度入学生まで)
世界各地の文化と日本文化を深く学び、
これからの国際社会で活躍できる力を磨きます。
世界の文化や歴史、国際関係を学び、体験して、グローバル化が進む現代社会を深く理解する知識と、さまざまな国・地域の人々と協働するためのコミュニケーション力を磨きます。海外でのフィールドワークや国内での留学生と交流できる実践的な学びの場も充実しています。
コースの学びと経験は、幅広い分野で活かすことができます。
例えば・・・
進路の方向性
- 旅行会社
- ホテル・旅館など
- ツアーコンダクター
- 旅行プランナー
- 企業の国際・貿易部門
- サービス業全般
- 公務員、観光・文化関連団体
- 教員
- 博物館学芸員
- 日本語教師
- NPO
- その他一般企業全般 ほか
取得できる資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状
- 博物館学芸員
- 社会調査士
- グローカルプロジェクトマネジャー(GPM)
- 初級地域公共政策士
- 日本語教師
コースでめざす人材像
- 国や言葉の違いだけにとどまらない「異文化・多文化社会」を理解し、多様な文化の架け橋になる人材
コースで身につく力
- 人・モノ・情報が地球規模で行き交うグローバル社会の理解
- 日本の多文化社会の現状を理解し、多様な文化の人々とコミュニケーションできる力
- 音楽、ファッションなどの「芸術文化」と信仰や宗教などの「精神文化」について理解を深める
コースの学び方
- 1年日本文化を知り、海外との違いや魅力について考えます。
- 2年国内・海外でのフィールドワークを実施。
- 3年語学研修や国内外でのインターンシップを経験。
- 4年学んだ知識や経験を活かして卒業論文を執筆します。
コース科目
コースコア科目は、所属コースの学生に必ず履修してほしい科目です。
コースコア科目を中心に履修することで、コースの専門知識をより効率的に修得することができます。
専門基礎科目
- 文化人類学コースコア
- 国際地域研究概論コースコア
- フィールド調査法コースコア
専門基幹科目
専門展開科目
- 日本語の歴史と方言
- 東アジアポップカルチャー論
- 文化交流実践A・B
- 音声学
- 国際教育論
- 外国史総論
- 日本史総論
- 国際コミュニケーション論
※コースコア科目として、これらの展開科目の中から1科目の履修が望ましい。
専門科目の担当教員
- 遠藤 央 教授
〈グローバリゼーション論〉 - 奥野 克己 教授
〈日本語と外国語〉 - 金 基淑 教授
〈フィールド調査法〉 - 澤 達大 教授
〈地誌学〉 - 杉本 星子 教授
〈国際地域研究概論、多文化共生論〉 - 潘 宏立 教授〈アジア地域論、中国の文化と社会、日本語と外国語〉
- 安田 ひろみ 准教授
〈文化人類学、比較宗教論、韓国の文化と社会〉
授業Pick up
多文化共生論
多文化の捉え方を見直し、これからの社会の未来を考える。
国籍や文化の違いだけではなく、障害者、性的マイノリティなど、一般に文化の多様性として意識されにくいさまざまな人々が暮らす多文化社会・日本の実態に目を向け、多文化共生の新しい可能性について考えます。
韓国の文化と社会
韓国の文化、歴史、宗教などを知り、韓国人の考え方への理解を深める。
日本と韓国は互いに世界で最も近い間柄。そんな韓国を知る手がかりとして言語や衣食住、宗教などの基本的な諸文化を学び、日本との類似と相違についても比較・分析します。
ゼミナールPick up
ゼミナール/潘ゼミ
近いけれども深くは知らない中国を学ぶ。
地域でのフィールドワークも実施します。
中国や台湾、香港などの中華圏、ならびに華僑と呼ばれる中国人が暮らすコミュニティについて学びます。コロナ禍で中国への研修旅行が中止になったときには、地元宇治にある中国人僧・隠元禅師が開いた萬福寺でフィールドワークを実施。また神戸の中華街にも出かけ、華人の暮らす地域の様子を学びました。
ゼミ生 Interview
文化や習慣に加え、中国語も学習。
1年次・2年次と、潘先生のゼミに所属しながら、中国語の勉強にもチャレンジ。基本をマスターするところまで学習を進めることができました。
地元宇治でフィールドワーク。
宇治にある萬福寺でのフィールドワークを体験。日本と中国の交流の歴史を刻んだ遺産が身近にあることや、日本と中国のお寺の違いなどを学習しました。
映画などで中国の現代史を学ぶ。
ゼミで中国映画や、文化大革命と「改革開放」を体験した人たちのドキュメンタリー映像を通して、中国の現代史について知識を深めました。
大学のプロジェクトに参加し、地域の留学生に日本語を教える活動を開始。
3年次から週に1回、大学の近くにある留学生センターで日本語を教えています。中国、台湾、韓国、イギリス、モンゴルといった国からの留学生がいて、多文化を学ぶ機会になっています。
内定者 Interview
ゼミでは身近なメディアを題材に、各国の文化について学びました。
国際文化コースの特色は、映画や音楽、ファッションなどを入口として、各国の社会や文化を学べるところ。ゼミでも映画を見て感想を話し合うところからスタートし、そこから本や資料を探して各自の関心や疑問について調べていきました。海外の文化に関する知識が深まり、国際的な視点で考える力も身につきました。
国際観光の学びとアルバイトの接客体験を、琵琶湖のほとりの旅館での仕事に活かしたい。
家族揃って旅行が大好き。韓国、オーストラリアとグアムへの旅行経験から、外国文化を学びたくて京都文教大学へ。
京都市内で外国人対象のフィールドワークを体験。
観光の授業で、京都市内を訪れる外国人観光客の旅行ニーズを調査するフィールドワークを体験。英語で声をかけ、アンケートをお願いしました。初めての経験でしたが、思ったよりもスムーズにコミュニケーションできました。旅行に「行く」立場ではなく「迎える」立場でお話を聞き、分析することで観光学の視点を理解することにつながったと思います。
オンライン授業が増え、パソコンのスキルがアップ!
2年次はコロナ禍のために自宅でオンライン授業を受けることが増えました。その機会に、苦手だったパソコンの操作をマスターしようと決意。レポートを作成するためのExcel、PowerPointといったソフトの操作を覚えることができました。
卒業研究のテーマは韓国の格差社会。
実際に旅行で何度も訪れていた韓国ですが、社会が抱える問題については知らないままでした。映画を見たり本を読んだりすることで韓国の格差社会の現実や、軍隊内部のいじめ問題などを学んでいきました。音楽やファッションなどでキラキラとしたイメージがある韓国ですが、卒業研究をきっかけに別の視点からも見ることができるようになったと思います。
人の話に耳を傾ける力を、観光の仕事で活かしたい。
フィールドワークやゼミでの討論などを通じて、相手の話をしっかり聞いて要点を理解する力がついたと思います。またアルバイトでも接客の仕事を担当していたので、就職先も人と接してサービスを提供する分野を探しました。
株式会社緑水亭 びわこ緑水亭 就職