臨床心理学部
深層心理コース
「無意識」に焦点をあて
人のこころと行動について理解を深める。
人の「こころ」は、自分で意識できているところだけでなく、こころのより深い「深層」を理解していく力を磨きます。昔話や神話、アニメ、映画などさまざまな物語に表現された「深層心理」を読み解く授業や精神分析学や芸術療法、ユング心理学、「意識」と「無意識」の心の構造を学ぶ授業などもあります。
コースの学びと経験は、幅広い分野で活かすことができます。
例えば・・・
進路の方向性
- ●公認心理師・臨床心理士 資格取得(大学院進学)
医療・福祉・教育・産業・司法などの分野で専門職 - ●一般企業
人事、労務、商品企画、広報、宣伝、広告、販売など - ●医療・福祉施設等
病院・児童養護施設、児童館、特別養護老人ホーム、知的障害者厚生施設など
- ●公務員(心理職)
法務教官、矯正心理専門職、保護観察官、家庭裁判所調査官、地方公務員(心理職・福祉職) - ●精神保健福祉士 資格取得
精神科病院、心療内科クリニック、保健所、精神保健福祉センター、精神障害者生活訓練施設など
取得できる資格
- 高等学校教諭一種免許状
- 公認心理師(受験資格)
※卒業後、指定大学院への進学もしくは実務経験を要します - 精神保健福祉士(受験資格)
- 博物館学芸員
- グローカルプロジェクトマネジャー(GPM)
- 初級地域公共政策士
- 社会福祉主事任用資格
コースの学び方
人の行動や感情が生まれる背景や「心の仕組み」についての基本を学びます。この「土台」からコースのより「深い」学びに進みます。
「無意識」の心理や「物語」に表現される心の「深層」の側面を学びます。人の複雑で奥深いものを味わえる「感性」も養います。
実は深層心理学は「実践の学問」です。深層心理学を臨床実践だけでなく日常生活や社会で活かすための具体的な方法や技術を獲得します。
身につけた知識・技術と過去の自分の経験も活かして卒業論文を執筆します。インタビュー調査や物語分析、箱庭・アートセラピー等も駆使して研究します。
人の行動や感情が生まれる背景や「心の仕組み」についての基本を学びます。この「土台」からコースのより「深い」学びに進みます。
「無意識」の心理や「物語」に表現される心の「深層」の側面を学びます。人の複雑で奥深いものを味わえる「感性」も養います。
実は深層心理学は「実践の学問」です。深層心理学を臨床実践だけでなく日常生活や社会で活かすための具体的な方法や技術を獲得します。
身につけた知識・技術と過去の自分の経験も活かして卒業論文を執筆します。インタビュー調査や物語分析、箱庭・アートセラピー等も駆使して研究します。
その他のコース推奨科目
- 宗教と臨床心理学
- 臨床心理学実践演習(箱庭療法1・2・3)
- 臨床心理学実践演習(夢分析1・2・3)
- 臨床心理学実践演習(芸術療法2)
- トランスパーソナル心理学
卒業論文(例)
- 物語における数字 ―グリム童話から数字の3についてみる―
- 過去のストレス体験に対する有益生発見の程度と精神回復力の関係について
- バウムテストと色彩の可能性の検討 ―色彩バウムからみる色の意味合い―
- 性格とお金の使い方の関係について
- いじめを受ける体験が、自己の連続性に与える影響
―いじめが与える苦悩及び葛藤との共生の在り方に着目して―
専門科目の担当教員
- 禹 鍾泰 教授
- 名取 琢自 教授
- 倉西 宏 准教授
- 井上 嘉孝 准教授
- 清水 亜紀子 講師
- 千秋 佳世 講師
- 不破 早央里 助教
授業Pick up
物語と臨床心理学
「物語」はこころの深層から生まれる。
ゆえに、「物語」の分析はこころの源の分析である。
神話や昔話、人々を魅了するマンガ、映画、小説、演劇、能や文楽等の日本文化の物語を深層心理学の視点から分析。物語の分析を通して、深層心理で働くこころの動きとその源に迫ります。
深層臨床心理学
こころとは何かを考え、こころの概念を理解する。
こころの構成概念について学び、現代の人々にとっての意味を考えます。学生は自らの「こころの深層」と向き合う作業に役立てることを目標にフロイトやユングの文献を学習します。
内定者 Interview
就職が決まってからも心理学の勉強に打ち込む。
自衛隊の採用試験では大学の就職進路課の方に指導をお願いしました。面接で聞かれることも教えていただいたのですが、ほぼその通りの質問を受けてびっくり。採用が決まってからは卒業研究に打ち込み、アメリカの小説『キャリー』の物語を心理学の視点で分析し、論文に仕上げました。
自己を知り視野を広げた4年間。
可能性を信じて進路を決定!
全国的にも珍しい臨床心理学部で学びたいと入学を決意。自分を見つめ、視野を広げることが学生生活の目標。
深層心理を学びながら、大好きな剣道とも両立。
深層心理を深く学べるコースを選択。高校では剣道部だったので大学でも続けたいと思い、剣道サークルの活動と勉強を両立。コロナ禍の影響で練習ができなくなってからは、大学の勉強中心の生活に気持ちを切り替えて知識の習得に力を注ぎました。
インターンシップにオンラインで参加。
2年次に、介護福祉施設でのインターンシップに参加。コロナ禍で現地に行くことができず、オンラインでの研修となりましたが、講師による授業やグループワークが勉強になりました。
特に印象に残っているのは、介護施設の利用者の方とのコミュニケーションの方法に「開かれた質問」と「閉じられた質問」を活用してること。「開かれた質問」とは「はい・いいえ」で答えられない質問で、相手の反応を引き出すことができます。心理学でも活用されるこの手法が、介護施設で利用者の認知機能の訓練に用いられていることを知り、とても勉強になりました。
精神保健福祉士をめざし関連科目を履修。
心理学の学びを深めていくなかで、精神疾患のある人を支援する介護施設での仕事に興味を持ち、精神保健福祉士の資格取得をめざすように。関連科目を履修し、法律面や具体的な支援方法などについて学んでいきました。4年次には、精神科のデイケア施設での実習にも挑戦。利用者の方の生活面を重視し、その人の世界観を理解しようとする支援者の方々の姿勢に感動しました。
4年次の5月に、自衛官になることを決意。
5月の休日に観光として、舞鶴にある自衛隊基地の見学に行き、私が知るよりも多くの職種があることに興味を持ちました。ウクライナの戦争で国防の重要性を感じていたこともあり、すぐに採用試験と面接を受けて海上自衛隊での採用が決まりました。
海上自衛隊 就職