総合社会学部
メディア・
社会心理コース
暮らしや社会、文化と人々の「こころ」の関わりを追究。
コミュニケーションや消費者心理、流行などについて学びます。
新聞・雑誌、テレビ、SNS、マンガ・アニメ、広告など、社会で情報がどのように伝えられているのか、どのような影響を与えているのかを学ぶ「メディア」分野と、日常生活における人の「行動・思考」の背景にある仕組み(こころ)を研究する「社会心理」分野の両方を学ぶことができます。
コースの学びと経験は、幅広い分野で活かすことができます。
例えば・・・
進路の方向性
- マスコミ
- IT企業
- 広告関連
- 販売職(百貨店・スーパー・専門店など)
- マーチャンダイザー(流通やファッション関連企業で商品の仕入れや販売戦略を担当)
- 公務員
- 教員
- 家庭裁判所調査官
- 法務教官
- 博物館学芸員
- その他一般企業全般 ほか
取得できる資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状
- 博物館学芸員
- 社会調査士
- グローカルプロジェクトマネジャー(GPM)
- 初級地域公共政策士
- 日本語教師
コースでめざす人材像
現代社会の諸事情を社会心理学的な視点から分析する力、情報発信・表現するためのスキルや感性などを身につけた人材
コースで身につく力
- 「人のこころと行動」と「メディアの影響」についての関連性を理解する力
- メディアの影響を理解し、情報を発信・表現する力
- 人の「こころ」と社会のつながりの影響について理解する力
コースの学び方
- 1年メディアとは何か、 社会心理とは何か? その基礎を学びます。
- 2年メディアや社会心理を中心に、社会の幅広いテーマを学びます。
- 3年メディアと人間の「こころ」の関係について各自のテーマを追究。
- 4年学んだ知識や経験を活かして卒業論文を執筆します。
コース科目
コースコア科目は、所属コースの学生に必ず履修してほしい科目です。
コースコア科目を中心に履修することで、コースの専門知識をより効率的に修得することができます。
専門基礎科目
専門基幹科目
- メディア研究法コースコア
- マスメディア論
- メディア史
- コミュニケーションの心理コースコア
- 社会心理学研究法コースコア
- 認知科学
- 文化社会学
- 組織心理学
- 人間行動学
専門展開科目
専門科目の担当教員
- 鵜飼 正樹 教授
〈文化社会学、ポピュラー文化論〉 - 河本 直樹 教授〈色彩論、アパレル流行論〉
- 小林 康正 教授〈メディア史〉
- 浅井 暢子 准教授
〈コミュニケーションの心理、社会心理学研究法、消費行動の心理〉 - 山崎 晶 准教授
〈メディアリテラシー、メディア研究法〉 - 吹上 裕樹 講師
〈メディア研究概論、アートと社会〉 - 山本 佳祐 講師
〈社会心理学概論、組織心理学、文化心理学〉
授業Pick up
消費行動の心理
心に響く販売戦略を理解し、賢い消費者にもなる。
普段は安い商品を探して買うのに、ブランド品なら高くても買う? 安すぎたら欲しくない? 消費行動の背景にある心の動きに注目。消費者の“一見”不合理な行動の理由を探ります。
メディアリテラシー
新聞やテレビの情報を読み解く力を磨く。
新聞やテレビのバラエティ番組、ニュース、コマーシャルなど、不特定多数の人に向けられた情報の受け取り方や情報発信者として必要な基本的な知識を身につけます。
ゼミナールPick up
ゼミナール/山崎ゼミ
グループワークで共同研究を行い
他大学と合同で発表会を開催します。
4~5人のグループで研究に取り組み、その結果を他大学のゼミとの合同発表会でプレゼンテーションします。文献や資料を参照するだけでなく、アンケートやインタビューなども実施して本格的な研究を行っています。またフィールドワークも実施し、調査結果を雑誌形式にまとめる取り組みも行っています。
ゼミ生 Interview
京都の「地コーラ」を調査。
ブームになっている手作りのコーラを提供している京都のお店を訪ねて取材・撮影し、雑誌にまとめました。メディア制作を一から体験することができました。
アニメ視聴の男女差を研究。
アニメは男女で好みが分かれるという実体験から「ジェンダーとアニメ視聴」をテーマに調査。他大学の学生も含めて450人以上にアンケートを実施しました。
研究成果を合同発表会で披露。
データの分析では山崎先生から細かく指導を受けました。研究のまとめ方や見せ方、話し方のアドバイスも。発表の中身に矛盾がないか、しっかりチェックして発表会に臨みました。
調査してわかった、男女のアニメの好みの傾向とは。
統計分析の結果、男女ともに内容やストーリーを重視する傾向があり、女性においてはキャストを重視する傾向にあることが判明。たしかな調査結果に基づき分析したので、自信を持って他大学の学生に発表できました。
内定者 Interview
大学での目標は「あきらめない」こと。
人見知りをする性格も克服できました。
入学したときに「最後まであきらめずに取り組むこと」を目標に決めました。授業のレポート作成やゼミでの研究などを通じて、ねばり強く資料を探し、分析して答えを出す力がついたと思います。また心理学の調査や小学校でのボランティア活動などで、誰とでも話をして自分の考えを伝えることができるようになりました。
関心を持っていた心理学とメディアという
ふたつの分野をバランスよく学べました。
当初は心理学に関心がありましたが、メディアに関する興味も出てきて、どちらも学べるこのコースを選びました。
情報の授業でパソコンとレポート作成のスキルを磨いた。
1年次では、大学での学習に不可欠なパソコン操作に関する授業に注力しました。文章や資料をまとめる力もつきました。授業ではWordやExcelといった基本的なソフトの使い方をマスターし、文書やレポートの作成のルールなども学びました。その後の授業のレポート作成やゼミでの研究や発表で、こうした基本的なスキルが大いに役立ちました。
心理実験や調査で専門知識と分析力を習得。
心理学に関係する実習の授業で、心理実験や調査を行い、その結果を分析しました。興味があった心理学の専門知識を学ぶだけでなく、その結果を分析したり考察するなかで幅広いスキルが身についたと思います。何より心理学の実験を通じ新しい発見に出会えたことが刺激的な体験でした。
小学校でのボランティアを体験。
「地域ボランティア演習」の授業で小学校に行き、授業のサポートなどを行いました。教室の後ろから子どもの様子を観察し、サポートが必要なときに机の所に行って指導します。また休み時間は校庭で子どもたちと思い切り遊びます。ボランティア活動は単なる奉仕ではなく、双方にとって得るものがあるのだということを実感しました。
メディアをつくるプロセスに仕事でも関わりたい。
IT技術を駆使して印刷の受注スタイルを変革した印刷業界のリーディング・カンパニーに就職します。アニメや漫画が好きでメディアに関する専門知識も学んだ私にぴったりの職場だと思います。
株式会社グラフィック 就職