
京都文教大学女子サッカークラブの学生との交流は、2009年から続いています。2015年の夏には韓国へお越しいただき、一年ぶりの再会に生徒たちもとてもよろこんでいました。新1年生はやや緊張気味でしたが、空港で京都文教大学の学生さんたちとお会いし、しばらくすると、言葉の壁など何も感じないほどに仲良くなっていました。みなさんの笑顔と明るさ、そしてコミュニケーション力にはいつも感激します。
2014年には私たちが日本・京都を訪問し、盛大な歓迎をしていただきました。そして2016年の夏には、再び私たちが日本を訪ねる予定です。サッカーのプレーにおいても、文化の違いにおいても、こうして継続的な交流を続けながら互いに学びあうことができることはとても素晴らしいことだと感じています。
- 韓国・大邱東部高校
- 人口260万人の大都市、大邱(テグ)広域市にある高校。韓国で3位の実績を持つ強豪の女子サッカー部を有する。広いグラウンドや学生寮も備えており、女子サッカー部の生徒たちは仲間との共同生活を送りながら、勉強とスポーツを両立。日本との国際交流にも積極的に取り組んでいる。

言葉はわからなくても、心は通じあえる。
毎年交流を重ね、多くを学んでいます。
韓国の高校生との交流は毎年楽しみにしています。韓国のみんなとは、メールなどのやりとりを続けて連絡を取りあっていたので、2015年8月の韓国訪問で元気な姿を見ることができてとてもうれしかったです。
日本からのおみやげをたくさん買って、いざ韓国へ!3泊4日の滞在では、サッカーの交流戦はもちろん、みんなと一緒に大邱市内を観光したり、食事をしたりなど、すべてが楽しい思い出になりました。
1日目は韓国のみなさんと2011年世界陸上競技選手権大会が開催された大邱スタジアムを見学したり、大都会大邱市の街を観光して買い物をしたりするなかで、みんながあっという間に仲良くなりました。
2日目の朝には大邱東部高校の朝礼に参加し、全校生徒の前で韓国語で挨拶をさせていただきました。「アンニョンハセヨ~(日本語:こんにちは)」のひと声で、会場から「おおー!」と歓声が上がり、簡単なスピーチもとても盛り上がりました。


2日目の午後は、大邱東部高校のグラウンドで交流試合を行いました。天気はあいにくの大雨でしたが、互いに全力を尽くしました。韓国チームの攻めのプレーにさらに磨きがかかっているのを感じるとともに、転んでもすぐに立ち上がる力強い姿は私たちにも刺激になりました。言葉はなくても学びあえるスポーツの素晴らしさを実感しました。
3日目の午前中はみんなで遊園地へ。絶叫マシーンで一緒に叫び、笑うなかで、互いの距離がさらに近くなったように感じました。
そして、午後は公式戦も行えるスタジアムで二度目の交流試合。この日は快晴に恵まれ、最高のピッチとコンディションで試合に臨むことができました。
そこで特に印象的だったのは、大邱東部高校の1・2年生が日本チームの応援をしてくれたことです。青色の風船を振って「日本頑張れ!」とみんなで大声援を送ってくれました。韓国のみなさんの温かい心に感激し、試合にもいっそう気合いが入りました。
そして最終日の4日目は、午前の便で日本へ。韓国のみんなが空港まで見送りに来てくれました。「来年は、日本で会おうね!」「メールするね!」。韓国での楽しい思い出と、深まった友情、そして別れの寂しさ・・・さまざまな思いが込み上げて、涙の別れとなりました。
今度は日本で再会できるのが楽しみです!
この素晴らしい日韓交流を、今後も後輩たちが引き継いでいきます!

青いシャツは日本チームの応援団、赤いシャツは韓国チームの応援団です。






















京都文教大学 女子サッカークラブ
日本サッカー史に名を残す伝説のストライカーであり、本学客員教授でもある釜本邦茂氏をアドバイザーに迎え、公式戦やサッカーを通じた地域貢献に取り組んでいる。
女子サッカークラブ公式HP
http://www.kbu.ac.jp/kbu/soccer/
