京都文教学園

はじめに

 本学園は、明治37(1904)年校祖獅子谷佛定上人が仏教精神に根ざした人間教育を実践することを建学の精神として創立され、120年が経過しました。令和6(2024)年度は、本学園創立120周年という特筆すべき年となりました。令和6(2024)年11月24日(日)、宇治キャンパス同唱館において、京都文教学園創立120周年記念式典を開催しました。多くのご来賓及び教職員の皆様にご参列いただき、学園の歴史と新たな未来をともに見つめる貴重な機会となりました。また、学園関係者の皆様より多大なるご支援を賜り、学園創立120周年記念事業募金(ともいき募金)には171件・約14百万円のご寄付をいただきました。
 さて、令和6年の出生数は、政府の予想を下回り約72万人でした。つまり、18年後の18歳人口は、今年の70%以下に低下し、今から10年後には急激な減少が始まります。このような将来予測のもと、令和6年9月に開催した理事会・評議員会におきまして、京都文教短期大学は令和8年度以降の学生募集を停止し、京都文教大学へ発展的に展開していくことを決定いたしました。令和7年度入学生を含むすべての在学生に対しては、卒業に至るまで現在の教育環境を継続し、学生生活や進路・就職の支援等についても、これまで同様に万全を尽くし、教育機関としての責務を果たすことをお約束いたします。
 令和7年度から京都文教大学総合社会学部には「食マネジメントコース」と「スポーツ・健康コース」を新設し、これまで京都文教短期大学で培ってきた家政学の教育・研究を発展させます。また、京都文教大学こども教育学部の充実を図り、「幼児教育の京都文教」の伝統を受け継ぐ準備も進めました。
 教育を取り巻く環境の変化と厳しい競争環境に対応するため、教育を取り巻く環境の変化と厳しい競争環境に対応するため、本学園が選ばれる学園となるための取り組みの一つが、「共生(ともいき)社会」の実現に向けた「探究教育」であります。建学の精神にもつながる「共生社会」実現のため、自分の身の回りでできることを考え実践する。世の中で起こっている現状を知り、「共生社会」実現のため自分たちで何ができるかを考える。そして「共生社会」実現の具体策を考え、実践する。この視点を「学園全体を貫く教育」に取り入れています。大学ではこの方針に沿い、総合社会学部実践社会学科を開設しました。高校では「探究ゼミ活動」において全国大会で優秀な成績を収めるなどの成果が生まれています。小学校では「探究授業」として円山公園活性化プロジェクトに参加し、絶滅危惧種の植物観察による学習を始めました。このように各設置校が一体となって、それぞれの特色を活かしながら取り組んだ1年となりました。
 一方、令和7(2025)年4月施行の私立学校法改正に対応すべく、寄附行為を全面的に見直し、全面改訂した寄附行為が認可されました。更にガバナンス強化に向けて、「京都文教学園内部統制システム整備の基本方針」、「学校法人京都文教学園寄附行為施行細則」、「業務執行理事会規程」、「理事の職務権限規程」を制定しました。
 以下、令和6年度の事業の概要を設置校ごとにまとめましたので、ご報告申し上げます。

2025年6月

2025年度 予算・事業計画(2025年4月1日~2026年3月31日)

2024年度事業報告書 (2024年4月1日~2025年3月31日)

   
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過去の事業報告書
「京都市グリーンボンド」への投資について
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