FROが中心となり、次のような実施計画を推進していきます。
●フィールドリサーチ学生プロジェクトの実施
学生が主体的に地域連携活動に取り組むフィールドリサーチ学生プロジェクトを実施します。これは、学生が企画したプロジェクトを審査して、採択されたプロジェクトに対して経費を助成するもの。プロジェクトに参加する学生は、事業計画の立案や事業の運営、予算管理といった体験を通じて、プロジェクト推進のノウハウを学び、社会人基礎力を身につけることができます。
●学内・学外における発表機会の充実
学生が自らの活動の成果を発表できる機会を数多く設けます。サテライトキャンパスでのシンポジウム、パネル展の開催、学生による広報誌の発行、ホームページの作成など現場で学んだことを現場にフィードバックする体験を重視します。
●学科横断的FD活動の推進
教育内容を充実させるために各学科での現場主義教育のノウハウを交換し、3学科全体でのFD活動を推進。現場主義教育実践報告会、討論検討会などを実施します。
●大学院生と学部生の教育協力体制の確立
実習教育に大学院生を参加させることによって、学部生が知識や経験を継承することができます。
●高大連携教育の実践
学生が実習で学んだことを高校生にレクチャーするプログラムを設置します。自らの体験を「伝える」ことを通じて、「働きかけ力」や「発信力」といった社会人基礎力を養います。高校生にとっては、高校の学びと大学の専門的学習の結びつきをイメージするきっかけとなります。
●地域連携によるニーズ対応型実習教育の推進
地域の行政機関、企業、NPOなどの諸機関との連携により、社会人基礎力を身につけやすいインターンシップを中心に実習科目の充実を図ります。その際、地域のニーズを把握し、それに対応した教育内容を提供することで、地域が参画した現場教育を展開します。
●多様な学外講師招聘による教育の充実
サテライトキャンパスおよび学内での講義や実習オリエンテーションに、社会人や実務家を講師として招き、社会人基礎力の重要性を体感できる教育を行います。その際には、講演だけでなく、講師とのディスカッションや、学生の現状分析と将来のビジョン構築を促進するワークショップなども行います。
●小中高大連携による現場主義教育体系の構築
本学における現場主義教育の成果を、高大連携だけでなく小・中学校にも拡げ、小中高大連携による現場主義教育体系の構築を図ります。学生が主体的に連携活動に取り組むことによって地域と各種学校の連携を促進し、かつ、学生自身もその経験を通じて成長することをめざします。
●キャリア教育との連結
独自のキャリア教育を展開することにより、現場主義教育を学生の進路選択に活かしていきます。