ワタキューセイモア 株式会社
創業の原点である「心」を大切に、大学の規模や知名度にとらわれず「本人重視」の採用活動。
「当社の社員は10万人。この数にはパートの方も含まれますが、同じ会社で働く『社員』と呼んでいます」と人事部採用課の澤田直樹さん。創業の原点である「心」を社是に掲げる企業ならではです。採用活動でも、本人との対話を通じてお互いを理解することを心がけているそうです。2023年4月に入社した本学の卒業生は四国支店に勤務。「これから強化したいエリアで活躍できる」と見込んでの採用でした。本人からは「京都文教で身につけた客観的に物事を考えるスキルやコミュニケーション能力が役立っています!」とコメントが寄せられました。
企業説明会でキャンパスを訪問し学生と対話する機会も多い澤田さん。「京都文教には素直で伸びしろのある人が多いですね」
創業150余年、人を大切にする企業として新人研修の期間も原則1年間。グループの研修センターは「一心館」と名づけられています。
ワタキューセイモア 株式会社
明治5年(1872年)に京都の地に創業。ホテル・旅館・病院などへのリネン類(寝具類やユニフォームなど)の提供を中心に「快適な空間をトータルにプロデュース」するワタキューセイモア株式会社。病院の清掃・消毒・滅菌作業など医療分野の請負業務にも進出しています。業界トップクラスの企業だけに全国から多数の新卒者を採用。京都文教大学の卒業生も2名が活躍中です。(写真は京都の中心、烏丸通に面した本部ビル)
渡辺パイプ株式会社
水と住まい、農業をテーマに全国展開。コミュニケーション力を重視して本学からも継続採用。
毎年300人近い新入社員が入社する渡辺パイプ株式会社。本学からも継続して採用いただいており、2024年4月にも1名が入社しました。「明るい性格とコミュニケーション力、情報処理能力の高さが評価されました。コロナ禍のもとで人と関わる機会が減る中でも、できることを見つけて行動してきた学生はしっかり成長していると思います」と仲田さん。他の卒業生(2019年4月入社)からも「地域連携学生プロジェクトで対話を通じて相手を理解する力がつきました。いまの仕事で『お客様に提供できる付加価値は何か』を考える上で役立っています」とのコメントがありました。
「キッチンや浴室など水回りの生活環境を提案することも多く、女性の営業職が活躍する場も広がっています」と仲田さん。
「水と住まいの事業」と「グリーン事業」の部門別に採用。そのため、仕事の内容をしっかり理解してもらえるよう心がけているそうです。
渡辺パイプ株式会社
創業70年。水と住まいの総合商社として躍進する渡辺パイプ株式会社は、農業分野でもビニールハウスのパイオニアとして業界をリードしています。「就職活動は社会について学ぶ機会。たくさんの企業を見て視野を広げ、納得のいく就職をしてほしい」と西日本人材開発室の仲田友哉さん。本学での企業説明会にご参加いただいているほか、グループワークで課題に取り組むインターンシップにも本学の学生が参加しています。
社会福祉法人 みねやま福祉会
「児童」「障害者」「高齢者」の3分野で福祉サービスを提供。オンラインでの採用活動も実施。
みねやま福祉会の障害者・児通所施設「ワンダーハーバー」の主任、稲穂涼平さんは、本学の臨床心理学部を2011年3月に卒業後、専門知識を活かせる場を求めてUターン就職。2021年には公認心理師の資格も取得し、利用者への個別ケアや支援計画の策定、新しい職員の指導も担当しています。「知識と経験に裏付けられた丁寧な対応で利用者、職員から信頼されています」と法人サポート部人事課の徳本知穂さん。採用活動では遠隔地でありながら全国から志望者が集まるため、オンラインでの説明会、インターンシップも積極的に行っているそうです。
利用者や保護者、家族との面談も稲穂さんが担当。「京都文教大学で『人と向き合い深く理解する』姿勢を学びました」
左が採用担当の徳本さん。「授業だけでなく地域で人と関わりながら学んだ京都文教大学の学生の知識と経験を活かせる職場です」
社会福祉法人 みねやま福祉会
京丹後市の峰山町を中心に、乳児院、児童養護施設、認定こども園、障害者地域生活支援センター、高齢者グループホームなど21の施設を展開。オープンな複合型施設「マ・ルート」では利用者どうしや地域の人々との交流を目指した「ごちゃまぜの福祉」に取り組んでいます。社会福祉法人全体で現在4名の卒業生が活躍中で、直近のインターンシップにも京都文教大学の2年生が参加しました。
(写真は複合型施設(児童・障害・高齢)の「マ・ルート」)
みんなのき黄檗こども園
(社会福祉法人 宇治福祉園)
地域に根付いた社会福祉法人・こども園として、京都文教との「長いお付合い」が続いています。
1歳児を担当する卒業生の落合澪さんは、大学の授業でこの園と出会いました。「保育の現場を撮影して発表する授業でした。自然の中でのびのび活動する子どもたちの姿に感動し、ここで働きたいと思いました」(落合さん)。「学生が心が動いた瞬間にシャッターを切り、その写真を通して感動を伝える素晴らしい授業でしたね。落合さんは面接でもこの園への想いをしっかり語ってくれました」と田中園長。京都文教の卒業生は授業で学んだことを現場で活かすことに意欲的で、落合さんにもそのような「芯の強さ」を感じているそうです。
落合澪さん(2021年3月臨床心理学部卒業)。
「自分の子どもが産まれたらぜひこの園に預けたいと考えています」
私たちの社会福祉法人も京都文教も「地域と歩む」姿勢で共通しています。これからも長くお付合いしたいですね」と田中園長。
みんなのき黄檗こども園(社会福祉法人 宇治福祉園)
樹木がたくさんあり、野鳥や虫もやってくる「みんなのき黄檗こども園」。子どもたちが育てて精米までしたお米を薪で炊いていただく食育プログラムなど多彩な保育を行っています。「京都文教の皆さんと地域のイベントでご一緒する機会もあり、本園に関心を持ってくださる学生さんも多いですね」と田中みゆき園長(左)。宇治の地で5つのこども園・保育園など福祉事業を幅広く展開する社会福祉法人全体で3名の卒業生が働いています。