学部・大学院

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こども教育学部
教員紹介

理科の楽しさを伝えられる小学校教員をめざそう。

こども教育学部 教授 
大前暁政

研究テーマ:
理科指導法研究、教師の力量形成に関する研究

子どもを理科好きにし、理科を得意にする指導法を研究しています。大切なのは「教え方を知る」こと。教師をめざすなら「教え方のプロフェッショナル」にならなくてはいけません。そのため、今までに開発された教え方をより発展させたり、今までにない新しい教え方を開発したりしています。また、教師としての力量を学生のうちに身につける教員養成プログラムの開発にも取り組んでいます。

ゼミではこんな風に学びます。

授業の力をつけるために、授業づくりや模擬授業を通して、教え方を学びます。特に、理科系の科目では、理科の専門的な知識を学び、古今東西の理科授業のやり方を学ぶことで、理科を楽しく教えられる先生になることを目指します。

身体を動かして遊び、身体で表現する楽しさを体感しよう。

こども教育学部 教授 
岡本浄実

研究テーマ:
健康づくり・レクリエーション

援助者の職業継続の要因とその人らしいレクリエーション活動のプログラムの開発実践を研究テーマにしています。授業では、保育表現技術Ⅲ(身体表現)を担当しています。身体を動かして遊ぶことと身体を用いて表現することの2つの側面からアプローチします。遊び方を説明し行うだけではなく、他者の観察や記録も含めて授業を行います。また、「楽しい」と感じるためには、「面白さ」と「発見」が必要だと考えています。「面白さ」と「発見」は、もう一度やってみたい・もっとうまくなりたいという「学び」につながります。子どもの「遊び」から「学ぶ楽しさ」を引き出せる保育者になってほしいと思います。

講義ではこんな風に学びます。

授業の初回に「紙飛行機を使って何種類の遊びができますか?」と問いかけた時、学生は困った顔をします。授業の終盤には、一つの道具から10~20種類の遊びのアイディアが浮かぶようになってほしいと思います。そのために、「考えて・試して・アレンジする」という体験を大切にしています。

算数嫌いな子どもが算数好きになる魔法を教えましょう。

こども教育学部 教授 
亀岡正睦

研究テーマ:
算数教育学、算数指導法研究

算数が苦手な子どもも楽しく学習できる「ふきだし法」という算数科の学習指導法を考え出して、実践研究を続けています。国際的にみて、日本の子どもたちの理数離れや算数嫌いは、近年深刻な教育上の問題となっています。この課題を克服するためには、算数科の楽しい教材開発と子どもの内面を捉え導く指導法の研究が必要です。算数科「ふきだし法」はそういった要請から、認知・臨床心理学の知見をもとに独自に創案しました。 すべての子どもを算数好きにする小学校教員の育て方の研究もライフワークの一つです。

ゼミではこんな風に学びます。

算数好きの子どもを育てるためには、まず先生が算数大好きであることが必要です。ゼミでは、算数が得意な人も苦手な人も全員好きになる「算数Aha!体験」を中心に、楽しく教材研究をし、更に「ふきだし法」という実践的指導法を学びます。

感じたことを音や音楽で表現する楽しさを知ろう!

こども教育学部 教授 
田原昌子

研究テーマ:
音楽科教育、幼児の音楽表現

子どもたちはさまざまな音に囲まれて生活をしています。その音に耳を傾ける“聴く耳”を育み、子どもたちが感じたことを音や音楽で表現することを支える実践的な指導法について研究しています。音楽表現活動を他領域や他教科と連携し、表現の幅を拡げる取り組みを通して、子どもたちの感性や表現力を養うことをめざしています。

ゼミではこんな風に学びます。

常に身の回りの環境に関心を持ち、些細な変化に気づき、自分自身の感性を養うことで音楽表現の指導力を身につけます。

平等で質の高い教育を世界中で実現するために。

こども教育学部 教授 
中島千惠

研究テーマ:
保幼小連携、グローバル時代の教育課題、生活に潜在するパーフォーマンス向上の諸要因

「玉座の上にあっても、木の葉の屋根の下にあっても同じ人間…」。かつて孤児や貧しい児童の教育に情熱を注いだペスタロッチがこの言葉を綴った時代、世の中は不平等でした。しかし、豊かになり、民主化された今もすべての児童に平等で質の高い教育が保障されているわけではありません。上述のテーマの根底には、私の長年の大きなテーマである「教育の機会均等」への問題意識があり、海外調査を重ねながら取り組んでいます。

講義ではこんな風に学びます。

講義は、できるだけ対話やディスカッションを取り入れ、参加者が持つ素朴な疑問や多様な視点を大事にしながら進めたいと思っています。

新聞を活用し、小学校の社会科教育をもっと楽しく。

こども教育学部 教授 
こども教育学科長 橋本祥夫

研究テーマ:
社会科教育学・NIE

新聞を教育に活用するNIEの実践研究を行っています。新聞は「社会を見る窓」です。新聞を通して社会に関心を持ち、社会を知り、社会について考え、社会についての自分の考えを持つ力を育成することができます。また、メディアリテラシー、市民性教育、地域と連携した社会参画学習についても関心があり、研究を続けています。学校現場の授業改善につながり、学校現場に役立つ実践的な研究を続けていきたいと考えています。

ゼミではこんな風に学びます。

「社会科は暗記科目」と思っていませんか? 「社会」について考える楽しさを味わってほしいと思います。

教育社会学の視点で教育現場に求められる力を考える。

こども教育学部 教授 
南本長穂

研究テーマ:
教育社会学、個を生かし集団を育てる授業、若手教師の育成

教育社会学の研究手法を用いて、社会の変化との関連で学校教育における教育内容のあり方、学校教育の授業の場面での人間関係(協同・協働)に着目した子どもの学習のあり方、教師に期待される資質・能力、そして、子どもとはどのような社会的存在であるか等の問題に関心を持って、考え、検討し、解明することを研究の中心としています。

講義ではこんな風に学びます。

学生の学問的な関心を引き出し、自分の頭で課題や問題を把握し、それに取り組む学問的力を育てます。

からだを通して、感じ・考え・行動しよう!

こども教育学部 教授 
こども教育学部長 本山 益子

研究テーマ:
幼児の身体表現に関する研究

子どものからだはいつも何かを語っています。そのように子どもの表現を捉え、いつ・何を・どのように、からだが、あるいは、からだで語っているのか。さらに、その表現を豊かに育むためには、どのような環境や援助が必要なのか。このようなことを探求するために、幼稚園や保育所等の保育現場に足を運んでいます。言うまでもなく、保育者をはじめとする大人の関わりが大きく影響するのです。

ゼミではこんな風に学びます。

頭だけで考える、言葉だけでつながるのではなく、からだで関わり、からだでつながる実感を大切に、感性豊かな「からだ」と柔軟な「こころ」を育みたいと考えています。

英語を切り口に、日本や中国との比較研究に取り組んでいます。

こども教育学部 教授 
陸 君

研究テーマ:
英語教育、英米文学

ヘミングウェイを中心とするアメリカ文学に関心がある私は、近年、アメリカで話題を呼んでいるアジア系、中国系アメリカ人の作家たちを研究対象としています。また、英語科を担当しているので、第二言語としての大学英語教育について、日本と中国の大学における比較研究も行っています。さらに、日本語、英語、中国語の諺に関する東洋と西洋の考え方の違いについても研究しています。

受験生へのメッセージ

実践的英語能力の育成を重視している大学なので、しっかりと学べる環境が用意されています。意欲ある学生には、恵まれた環境のもと、充実した4年間を送ることができるはずです。それをしっかりとサポートするのは我々教員の役割です。

予測困難な未来をたくましく生き抜く力を育むために。

こども教育学部 准教授 
飯田 令子

研究テーマ:
生活科・総合的な学習の時間・保幼小の接続とスタートカリキュラム

子どもたちが、予測困難な未来をたくましく生き抜くためには、自ら学び、問題を発見し、解決しようとする力を身に付けることが大切です。生活科や総合的な学習の時間を通して、自分のよさや可能性を認識し、主体的に取り組み、身の回りのさまざまな人と関わり協働的に学ぶ力を育成することができるよう研究に取り組んでいます。丁寧な子ども理解の上に、子どもの思い・願いを大切にした授業作りを目指していきます。

講義ではこんな風に学びます。

「主体的・対話的で深い学び」を目指し、協働的な学びから教員としての力をつけていきたいと思います。

身につけたい力を明確にした国語科の授業作りを求めて

こども教育学部 准教授 
鵜飼 洋子

研究テーマ:
国語科教育

相手の思いや考えを正確に理解し、自分の思いや考えを適切に表現する能力を育て、思考力、想像力を育み、予測困難なこれからの社会の中で、人生をより豊かに生きる言葉の使い手となる子どもを育成することは重要なことです。そのため、国語科指導の在り方や方法等を「主体的・対話的で深い学び」の観点から考察し、実践的な研究に取り組みます。「言葉の力」を育み、コミュニケーション力を培う国語科教育の充実をめざします。

ゼミではこんな風に学びます。

予測困難なこれからの社会を生きる子ども達に必要な言葉の力とは何かを探りながら、国語科教育を中心に授業作りについて具体的に学びます。

親子のキラキラ輝く笑顔を引き出す保育者の専門性について考える。

こども教育学部 准教授 
大森 弘子

研究テーマ:
子育て支援、保育者養成、キャリア教育

幼児教育・保育は人間に関わり、幅広い視野と専門性が必要です。一瞬の閃きを信じ、保育者の専門性に焦点を当て、構想力や構成力に富む文献をお手本にしていくつもりです。尽きることのない知識の源泉である恩師や文献から学び続け、計画的・段階的な子育て支援に関わる保育者支援プログラムを提案し、微力ながら後世に伝えることができればと願っています。

ゼミではこんな風に学びます。

学生の思考力を伸ばすことに力を注ぎ、幼児教育・保育に隣接する領域にも目を配りながら楽しくしっかり学びます。

女性の真の意味での自立について臨床心理学の観点から考察。

こども教育学部 准教授 
島田 香

研究テーマ:
女性への心理学的援助、教育臨床

恋愛、仕事、結婚、育児など、女性が人生の中で思い悩む問題を乗り越えていくためには、女性が真の意味で自立していることが大事だと思います。この真の意味で自立しているということを臨床心理学的に考え、援助につなげていくことをテーマにしています。そのため心理教育的視点を重視しており、現在は暴力被害予防の心理教育に関心があります。また、教育臨床では母子間の対話が円滑に進むような援助のあり方を研究しています。

ゼミではこんな風に学びます。

初年次演習では、コミュニケーションが苦手だと感じている人でも参加しやすいプログラムを担当しています。

子どもの心をとらえられる教師を目指しましょう。

こども教育学部 准教授 
成實孝之

研究テーマ:
教師教育、道徳教育、特別活動

学校現場でのさまざまな課題に対応できる豊かな人間性と質の高い優れた専門性を備えた、誰からも信頼される教師の育成を目指して、教職保育福祉職サポートセンターの支援の在り方について考えていきます。

講義ではこんな風に学びます。

授業力向上のため学習指導案づくりや模擬授業などを通して、道徳性や支持的風土のある集団づくりの育成について理解を深めましよう。

仏教がとても身近なものであることを、授業を通して知ってください。

こども教育学部 准教授 
林 雅清

研究テーマ:
中国文学、仏教学

中国古典文学、特に元・明代に盛んに作られた戯曲(元曲)や小説を中心とした近世通俗文学に見られる仏教的要素に関する研究をしています。当時、仏教や僧侶が中国の一般庶民の目にどのように映っていたのか、日本文学や日本仏教とも比較しながら文献を読み解き、仏教書や高僧伝には表れない「聖」の「俗」なる実態に光を当てます。また「俗」を利用した「聖」の庶民教育についても探っています。

講義ではこんな風に学びます。

仏教系の講義では、人間や人間関係のさまざまな悩み・苦しみを仏教ではどう受け止め、どう解決するかといった仏教的思考法を紹介し、本学の建学の理念への理解を深めます。

外国にルーツを持つ子どもと保護者を保育者として支えるために。

こども教育学部 准教授 
平野知見

研究テーマ:
多文化共生保育、オーストラリアの保育・教育

日本には外国にルーツのある子どもたちが増えており、その子どもたちを取り巻く社会や保育・教育現場においてさまざまな課題が取り上げられるようになりました。子どもだけではなく、その保護者も日本で生活する中で苦戦することも多く、保育者がどのように理解し支援していくかが大きなポイントとなります。その支援の一助となるような教材開発・研究及びオーストラリアの保育・教育実践を研究しています。

ゼミではこんな風に学びます。

常に「問」をもつことを出発点とし、自分の身の回りの生活・地域環境を観察し、子どもに関わるモノ・コトについて多角的な視野で見る・考える習慣を身につけます。

つくることを楽しめる自分をつくる

こども教育学部 講師 
北野 諒

研究テーマ:
美術教育学(幼児の造形表現・遊び・対話・鑑賞)

かくこと・つくることの原初としての幼児の表現活動や遊びを手懸りに、「造形」の意味を捉えなおすことを研究テーマとしています。多くの子どもたちは(大人たちも)、「上手く描けない」「アイデアがでない」「センスがない」といった悩みや諦めを抱えています。それをほぐしていくためには、「つくることのイメージそのものをつくりなおすこと」が必要になってきます。造形することの面白さ、奥深さが味わえる保育・授業のデザインを共に考えていきましょう!

ゼミではこんな風に学びます。

実作や演習を中心として、造形表現への苦手意識や固定観念をやわらかくほぐしていく体験的な学びを重視しています。

幼児期の遊びはどのような成長を与えるのだろうか?

こども教育学部 講師 
中橋 葵

研究テーマ:
幼小接続期の数量・図形に対する認識の発達について

遊びを中心とする幼児期の生活の中で、子どもは身の回りの数や量、形にかかわって「ふしぎ〜」「たのしい!」「どうして?」など、たくさんの感動や気づきを経験しています。その経験の積み重ねの中で数量・図形に対する認識はどのようなプロセスを経て発達し、小学校以降の学びへとつながっていくのだろうか…。幼小接続期の子どもの遊びや学びがますます豊かになることを願って、そのようなことを日々考えています。

ゼミではこんな風に学びます。

保育実践事例を通して、一つひとつの子どもの姿や保育者の援助について深い見とりができるように考える時間を大切にしています。

福祉は子どもと保護者に幸せをもたらすものであることを知ってください。

こども教育学部 講師 
藪 一裕

研究テーマ:
子ども家庭福祉、社会的養護、子育て支援

子どもと家庭に対する福祉、主に「社会的養護」と呼ばれる、児童養護施設や里親に関する研究をしています。子どもは生まれた時から権利を持ち、その中には「家庭で自分らしく育つ権利」を持っています。しかし、現在日本では約4万5千人の子どもがさまざまな事情によって、家庭を離れ、施設や里親のもとで生活をしています。その子どもたちや保護者に対してどのような支援ができるのかを日々考えています。

講義ではこんな風に学びます。

福祉に関する授業では、「人権」について理解して、それをどのよう護っていくのかについて考えます。また、保育と福祉の関係性について理解を深めます。

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