学部・大学院

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臨床心理学部
ゼミナール一覧

ゼミナール/ 井上ゼミ

興味・関心を掘りさげてのびのび学ぶ

深層心理学を深く学ぶことで、
こころを理解する大切な視点を身につけよう。

私自身は「異界」や「怪物」といったイメージの世界を研究することで人のこころの深い部分を探究していますが、深層心理学は多様なテーマで自由に対象をとらえて研究できる分野です。何より大切なのは「ものごとをしっかり見て柔軟に考える視点」なのです。

深層心理学の領域を中心に、各自が研究するテーマは自由。

深層心理学に関心がある人を中心に、各自が好きなテーマで研究・発表するゼミです。心理療法やビジネス心理学など、他コースの領域に関心がある人もいます。

ユニークなテーマや視点に、新しい気づきを得ることも。

漫画やアニメを取り上げる学生がいたり、「ペットと人間」「憧れの人物について」といったユニークなテーマを扱う学生も。新しい発見の機会がいっぱいです。

研究の方法や発表の仕方など、基礎基本はきっちり指導します。

自由にテーマを選べる一方で、大学のゼミでの研究に必要な資料の集め方、意見のまとめ方、発表の仕方といった基本的なスキルはしっかり身につけてもらいます。

ものごとの「光と影」を見いだす力をつけてほしい。

ゼミで深層心理学を学ぶ意義は、ものごとの「表と裏」や「長所と短所」を見いだす柔軟な視点を身につけられること。それが人間への深い理解につながります。

ゼミナール/ 松田美枝ゼミ

さまざまな角度から心理学を体験

興味・関心を心理学の手法で実践し、
心理学の魅力を体験的に学びます。

2年次ゼミでは、自己紹介として「自分の好きなもの」の写真や動画をゼミのグループLINEで共有しました。好きなものには、普段は見せない意外な一面が垣間見えたり、仲間と自分の共通点を発見でき、その経験が自分の居場所づくりにつながります。

学生の興味・関心を心理学の視点で実践。

視覚障がいを体験する「ブラインド鬼ごっこ」を実施。実施前後でストレス度を測ると実施後のストレスがより軽減されていることが明らかに!

将来を見据えて、卒業生にお話を聞く機会も。

3年次ゼミでは、臨床心理士や精神保健福祉士として活躍する卒業生に直接お話を聞ける機会を設け、専門家として働くことへの理解を深めます。

「DARC(依存症回復施設)」を訪問して関わりから学ぶ。

精神保健福祉士(PSW)の資格取得をめざす人も多いゼミ。依存症からの回復をめざす当事者と交流する機会も設けています。

福祉系の仕事に就く卒業生も多数。

障がい者が受ける誤解や偏見、障がい者の就労支援のより良いあり方など、福祉系のテーマに関心がある学生が毎年多数集まっています。

ゼミナール/ 松田真理子ゼミ

芸術療法を入り口に体験で自分を知る

絵を描いたり、ものを作ったりするなかで
自分自身をよりよく知ろう。

風景構成法、粘土細工、箱庭療法などさまざまな芸術療法を体験し、言葉以外での自己表現について理解を深めます。また、ターミナルケア、うつ病、不登校、アニマルセラピー など、各自関心のあるテーマを臨床心理学の視点で調べてレジュメを作成し、発表します。

うまく描くことよりも自己表現が大切。

芸術療法のなかでも特に人気なのは「コラージュ療法」。雑誌などの好きな絵や写真などの切り抜きを組み合わせて自分の心の世界を表現します。

箱庭療法をグループで行う体験も。

通常は一人で作る箱庭療法ですが、ゼミではグループ作成に挑戦。置きたいものをお互いに受け入れながら「世界」を築くなかで協調性や絆が生まれます。

お互いを知ろうとする「基本」を学ぼう。

人間関係はいいことばかりではないので、嫌なことや考え方が違うことなどはちゃんと伝えることが大切。困ったときに助け合える絆をゼミで築きます。

臨床心理の手法が成長を助ける力に。

自分の思いを表現するために、ときには失敗も必要です。失敗から学ぶことで人の気持ちがもっとわかるようになります。恐れず踏み出しましょう。

ゼミナール/ 名取ゼミ

深く、広く、心理学を楽しもう

視野を広げて学び、体験することで
自分の追究したいテーマが見つかる。

心理学のさまざまな分野に触れてその魅力を学びます。例えば、欧米の心理学の教科書や世界中の神話や伝説が描かれた英書を読み、 心理学の専門知識を英語で学ぶことができます。また、さまざまな表現療法を体験し、心理学の奥深さを学びます。

国や言語のカテゴリーを越え、心理学の世界を楽しもう。

心理学に関わるあらゆる書籍を教材にしています。英語の書籍も多く、国や地域・言語を越えて心理学の世界を探究することをおすすめしています。

他者の表現を受け止め、のびのびと表現できる環境。

描画や夢の話、箱庭、俳句など、さまざまな表現療法を体験します。「表現してよかった」と思える体験を積み重ね、互いを尊重し合う関係を作ります。

心理学的な考察を通してコミュニケーションを味わう。

心理学的な考察を深めるテキストを自分で選び、読み解きます。学生の関心に合わせて、ゲームや映画、小説などの心理学的な解説も行います。

ここにしかない貴重な学びが満載。

江戸時代の夢占いの本など貴重な資料に触れて学ぶこともできます。3・4年次生や卒業生が集まるゼミ合宿(対面/オンライン)も行い、知識と親睦を深めます。

ゼミナール/ 平尾ゼミ

臨床心理学×映画×夢をめぐる冒険

映画体験を通して心を動かし、
人の心や人の生き方を学ぼう。

私は精神科医・臨床心理士・公認心理師として心理臨床を実践しながら、心の研究をしています。2年次のゼミでは、映画を通して心を生き生きと動かし、自らの経験と重ねながら、人の心や人と人との関係(コミュニケーション)、人の生き方(人生)を探求します。

映画でさまざまな人生を疑似体験できる。

幼少期から老年期まで、それぞれのライフステージにおける心を体験することは、さまざまな方々の人生を聴くカウンセラーの資質を磨くことにつながります。

映画は自分を知るツールとしても役立つ。

青年期の心が表現された映画について語り合う体験は、青年期真っ只中を生きる学生たちにとって、新たな「自分」を発見していく、大切な一歩になっています。

夢と映画とカウンセリングは似ている!?

夢の体験と映画の体験は、カウンセリング体験に似ています。夢をテーマにした映画を通して、心の世界をこの現実世界でどう表現していくか考えていきます。

学びを社会に活かすボランティアの機会も。

認知症の人にやさしいまちをつくる宇治市との共同事業に取り組んでおり、3年次ゼミ生は認知症のご本人やご家族、専門職の方々とともに活動しています。

ゼミナール/ 倉西ゼミ

喪失体験をはなす・きく

喪失体験を入り口にして、
心の動きについて深く知る。

日常のなかで簡単に過ぎ去っていく小さな喪失から自分の人生に影響を与えた大きな喪失まで、「喪失体験」をゼミでわかちあいます。自分の喪失体験を「はなす」ことで新しい自分に気付いていき、他のゼミ生の喪失体験を「きく」ことを積み重ねることで、傾聴の技術を体験的に学びます。人間は毎日「喪失」を繰り返しています。喪失を入り口に人の心を学びます。

自分の体験は話せる範囲で。他者の話は全力で聞こう。

話したくないことを無理に話す必要はありません。他者の話を聞くなかで、喪失体験を見つめ、受け止めるとはどういうことかを考える力を身につけます。

カウンセラーに重要な、話を深める「質問力」も磨く!

喪失体験を聞いた後に、その人の体験を深めるための質問をする時間を設けています。カウンセラーに必要な理解力、共感力、そして客観的な視点が鍛えられます。

言葉ではないもので伝える箱庭療法も体験。

最終的に、自身の喪失体験を箱庭で表現します。言葉にできるものと言葉にできない体験や気持ちとの違いを知り、より深い心の理解につながります。

ひとつの論文をみんなで作り上げる!

3年次ゼミでは、ゼミでひとつの論文を執筆します。インタビューでデータを集め、分析してまとめる経験が、社会で必要な能力を高め、卒業論文執筆にもつながります。

ゼミナール/ 高石ゼミ

自分が楽しいことは人も楽しい!

みんなで一人の夢を叶え、「楽しい」を共有する!

巨大なダンボールハウスを作りたい(15名も入れた!)、できるだけ大きな折鶴を作りたい(3mの鶴が完成!)、大好きなアイドルの魅力を知ってほしいなど、自分が挑戦したかったことや人に体験してほしいことを企画し、ゼミ生全員でその夢を叶えます!

楽しませるための努力と楽しむための努力を学ぼう。

自分が思う「楽しい」を伝えることや、他者が思う「楽しい」を理解するためには、お互いに努力が必要です。そうした人間関係の基礎を学びます。

企画力やマネジメント力を遊びのなかで磨く。

全員1回ずつ、各自が思う「楽しい」を共有するプランを企画し、実践します。企画力や発想力、人を動かすリーダーシップを磨くことができます。

日常生活に潜む心理学を見つけよう。

「楽しい」の企画に心理学の調査手法やデータ検証を組み込むことで、自分の興味・関心と心理学の接点を見つけ、卒業論文につなげることができます。

豊富な発想力は心理専門職にも活かせる。

クライアントの悩みに共感するだけでなく、物事を多角的に見て、新しい発想でサポートする心理専門職に必要な力が鍛えられます。

ゼミナール/ 禹ゼミ

心理学の視点を体験して学ぶ

さまざまなテーマで心について考え、
深層心理についての理解を深めます。

物語研究や夢分析などをキーワードに深層心理への理解を深め、自分の心の「内面」に触れる経験を重ねていきます。自分自身をより深く知る学びのなかで、深層心理とは何かを理解し、卒業論文で追究したいテーマを考える土台を築きます。

深層心理とは何かを理解するきっかけに。

映画や昔ばなしを題材に、主人公だけではない登場人物の視点から見たストーリーの解釈を考えるなど、多角的な視点を学びます。

グループワークなどで傾聴力の基礎を身につける。

一人ひとりの思いに真剣に向き合うことが、私のゼミのモットー。学生たちは人の話に興味を持って耳を傾ける姿勢を磨いています。

自分を表現する力、伝えるスキルを高める。

思いや考えを伝え合うことを大切にしています。しっかりと受け止めてくれる環境がありますので、自信がなくても伝えていきましょう。

情報収集力、分析力をしっかりと磨く。

子どもの頃から知っている昔ばなしを心理学の視点で考察すると新しい発見があります。高校までとは異なる研究手法を学び、分析の基礎を磨きます。

ゼミナール/ 濱野ゼミ

臨床心理学的なアイデンティティの構築

心理学とビジネスの視点から
「自分の価値」について考えます。

経済や資本主義の仕組みのなかで「お金」と「心」がどのように影響しているのかを学び、職業や賃金では測れない「自分の価値」についてしっかりと考えます。臨床心理学のカウンセリングの知恵やより良い人間関係を構築する知識など社会に活かす力を磨きます。

価値を測る基準に目を向ける。

経済や資本主義と心理学の視点から、「値打ちとは?」「価値とは?」について議論し、お金に影響される心の問題について考えます。

お金で測れない「自分の価値」を見つめる。

「働いて得る賃金」=「自分の価値」なのか? 労働力が商品化される資本主義社会で「自分の価値」をどのように捉え、構築していくかを考えます。

人間関係のなかで価値を高め合うために。

コーチングや交渉術などの心理学的なコミュニケーションの手法に挑戦。「お互いの接点」を見つけ、より良い人間関係を構築するスキルを磨きます。

心理学の視点を、人と社会と人生に活かす。

心理学は癒やしや治療だけでなく、社会や人生に活かすことができます。心と社会と自分を見つめ、自分にとっての価値を見つけてください。

ゼミナール/ 香川ゼミ

自分の経験を振り返りながら子どもや青年の心模様を考える

どんなことに心が動くか?
「共感」から心模様への理解を深める。

映画やアニメ、小説などあらゆるメディアのなかから、子どもや青年の心模様を表現していると思われる作品を選び、その魅力をプレゼンテーションします。一番支持を得た作品をみんなで一緒に体験し、心理学的な視点での気づきを共有しながら学びを深めます。

自分の経験を振り返り、語る。それこそが大きな学び。

作品の魅力をまとめ、伝えることは、自分の心模様を考え、見つめる大切な学びです。他者のプレゼンテーションを聞くことで共感力も磨かれます。

心が動かされるのはなぜか、そのポイントを教員が解説。

小説から映画化もされた『西の魔女が死んだ』という物語で主人公が中学校での苦しさを語るシーンは、多くの学生が共感。解説も盛り上がりました。

スクールカウンセリングの現場を多くの事例から学ぶ。

3年次の春ゼミは、テキストでスクールカウンセリングの事例を読み解き、カウンセリングを通して、どのように人生が変化していくのかを学びます。

情熱を注げるテーマで卒業論文の準備をスタート。

3年次の秋からは、これまでの学びを活かして卒業論文のテーマを絞り込んでいきます。将来の方向性も考えながら、打ち込めるテーマを追究します。

ゼミナール/ 千秋ゼミ

自分を知ること・他者を知ること

芸術療法で自分を知り、
インタビュー調査で他者を知る力を育む。

2年次に芸術療法を体験。自分の内側を知り、他者の表現を受けとめて違いを知ることが目標です。そして3年次にはインタビュー調査を実施。たとえば「あなたの推しは?」と質問し、その答えによって質問を変えていく「半構造化面接」の手法を習得します。

自分の知らない自分に出会うことを体験する。

プレゼンテーションでは「好きなことそのものの魅力」と「それを語る人の魅力」が見え、聞く人の心も動きます。その瞬間を体感し心の動きへの考察を深めます。

インタビュー調査で分析力を。話を聴き対話する力も身につきます。

自分が掘り下げたいテーマについてグループでインタビュー調査を実施。「相手が本当に語りたいことは何か?」を推定する力はさまざまな場面で役に立ちます。

アニメ作品を通して心の動きを考察。

主人公の気持ちへの「共感」と、心の動きを心理学の視点で捉える「客観的な視点」の両方から物語を考察し、論理的思考力を鍛えます。

幼児期から思春期の心の動きに注目。

4・5歳から18歳ぐらいの人物が登場するジブリ作品を心理学の視点で分析。グループでプレゼンテーションに取り組み、さまざまな意見に触れて学びます。

ゼミナール/ 長谷川ゼミ

「好きなこと」で心にアプローチ

心が動いた経験を聞いて
自分の心が動く瞬間を体験しよう。

「好きなこと」の共有は、コミュニケーションのカギになります。「好きなこと」は自分の心が動かされたことです。このゼミでは、心の動きの体験を共有するなかで、「人の心が動くということはどういうことなのか」について理解を深めます。

臨床心理学の文献を読んで知識を深める。

「心理学的なものの見方や心の現象の捉え方」を深く理解するために、臨床心理学の文献を輪読し、心理学の論文を読み解く力を鍛えます。

自分の「好きなこと」をプレゼンテーション。

プレゼンテーションでは「好きなことそのものの魅力」と「それを語る人の魅力」が見え、聞く人の心も動きます。その瞬間を体感し心の動きへの考察を深めます。

アニメ作品を通して心の動きを考察。

主人公の気持ちへの「共感」と、心の動きを心理学の視点で捉える「客観的な視点」の両方から物語を考察し、論理的思考力を鍛えます。

幼児期から思春期の心の動きに注目。

4・5歳から18歳ぐらいの人物が登場するジブリ作品を心理学の視点で分析。グループでプレゼンテーションに取り組み、さまざまな意見に触れて学びます。

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