学部・大学院

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大学院
臨床心理学研究科
教員紹介

各教員が過去に指導した修士論文題目も
公開しています。

臨床心理学研究科 教授 
禹 鍾泰

【学外における学会・協会等での役職】
ユング派分析家

現在取り組んでいるテーマ

深層心理と文化の問題を考えています。その結果を人間理解と心理臨床にいかに役立てるかを模索中です。その手段として象徴性のある物語、夢、箱庭といった領域に取り組んでいます。最近はオペラの分析に興味を持っており、その中の人間の内面を分析しています。

臨床心理学研究科 教授 
大橋良枝

臨床心理学研究科 教授 
香川 克

【学外における学会・協会等での役職】
日本心理臨床学会 代議員

現在取り組んでいるテーマ

スクール・カウンセリングなど、学校現場や教育委員会の事業のお手伝いをしながら、中学校のメンタル・ヘルスについて実践・研究を深めています。子どもたちの成長に関すること、親子の問題、家族の問題について、心理臨床的な援助を通じてアプローチしています。

臨床心理学研究科 教授 
高石浩一

【学外における学会・協会等での役職】
一般社団法人子ども・青少年育成支援協会 顧問
日本臨床心理士資格認定協会 教育研修委員

現在取り組んでいるテーマ

日本文化に「個性化」をいかに持ち込むか、とりわけ均質化の高い社会構造への「わがままな個」の関与を、「個」の側から見ていくことです。要するに、わがままな自分を変えないで、世の中を渡って行くにはどうしたらいいんだろう・・・ということをナルシシズム、恥、インターネットなどを通して結構真面目に考えています。セクシャルマイノリティーにも興味の幅は広がっています。

産業メンタルヘルス研究所長
臨床心理学研究科 教授 
中島恵子

【学外における学会・協会等での役職】
日本高次脳機能障害学会 特別会員
日本リハビリテーション心理職会 名誉会員
京都北大路高次脳機能研究所 代表

現在取り組んでいるテーマ

ある日突然の事故や病気など人生の不測の事態から起こる「高次脳機能障害」。この障害によって脳の認知機能が以前のようにうまく働かなくなった方々のための脳機能回復、心理回復、心理適応のための支援(認知リハビリテーション)、さらには、社会復帰、復職につなげる支援が求められています。支援を必要とする方々を医療・福祉の現場でサポートするとともに、そのよりよい支援のあり方を追究しています。

臨床心理学研究科 教授 
名取琢自

【学外における学会・協会等での役職】
ISST(国際箱庭療法学会)・ティーチングメンバー (現会長)
日本臨床心理士資格認定協会 評議員/同・専門職大学院認証評価判定委員長
日本臨床心理身体運動学会 副理事長
日本心理学会 代議員
京都いのちの電話 研修委員

現在取り組んでいるテーマ

主な研究テーマは元型的心理学、無意識と身体性、心理療法における相互性です。現代人の深層心理について、描画や箱庭、夢などのイメージから研究をすすめています。心理臨床家の個性の問題、スーパーヴィジョンや教育分析の意味についても検討しています。

研究科長
臨床心理学研究科 教授 
濱野清志

【学外における学会・協会等での役職】
京都府臨床心理士会 会長

現在取り組んでいるテーマ

心理臨床の実践を基礎づけることのできる独立した学としての心理臨床学を確立する道を自分なりに模索しているところです。また、人のアイデンティティのあり方、とりわけ、個人個人をそれぞれ別々の存在としてとらえる自我の確立といった意味でのアイデンティティではなく、より人間相互の関わりに焦点を置いたトランスパーソナルな次元におけるアイデンティティについて「気」と「身体」という観点を軸に研究をしています。

臨床心理学研究科 教授 
平尾和之

【学外における学会・協会等での役職】
日本芸術療法学会 評議員
葵橋ファミリークリニック 理事
宇治市認知症アクションアライアンス(れもねいど)推進協議会 委員

現在取り組んでいるテーマ

人の心、生き方に興味があります。心理的視点(個別的、主観的視点)と医学・生物学的視点(普遍的、客観的視点)を重ねながら、心理臨床学と精神医学のつながりについて、臨床実践(臨床心理士と精神科医のコラボレーション)から学問的基礎(心理療法と脳科学のコラボレーション)にわたるレベルで、模索しています。また、心理臨床学と芸術・表現(とくに映画)のつながりについて、夢などのイメージを通して、研究しています。

臨床心理学研究科 教授 
松田真理子

【学外における学会・協会等での役職】
日本病跡学会 理事
日本スピリチュアルケア学会 理事
早稲田大学体育会ヨット部 理事
早稲田大学稲門体育会 代表委員

現在取り組んでいるテーマ

健常者と統合失調症者の「ヌミノース体験(宗教体験)」の異同を検討することで、統合失調症者の心理療法に新しい視座を見出す試みを行っています。また思春期・青年期の「アットリスク精神状態群」の人々の精神病顕在発症予防を目指した心理療法の探索も行っています。そして「生きる意味」という原点に立ち返り、多層的な視点から物事を捉えていく柔軟性と真摯さを培うことをめざしています。

臨床心理学研究科 准教授 
井上嘉孝

【学外における学会・協会等での役職】
日本臨床心理士会 代議員

現在取り組んでいるテーマ。

心理療法における「イメージ」と「関係性」について幅広く関心をもっています。吸血鬼や怪物など、異界・他界・異形の存在があらわれる物語が現代には溢れています。そこには今を生きる私たちにとっての重要な知恵が含まれているのではないか、その意味を読み解き、伝えることは深層心理学の使命なのではないか、と考えています。また、いわゆる逆転移の臨床的意義やセラピストの主観的体験とその成長過程にも関心を持っています。

臨床心理学研究科 准教授 
倉西 宏

【学外における学会・協会等での役職】
京都府臨床心理士会 理事
日本公認心理師養成機関連盟 広報委員会 委員
日本臨床心理士資格認定協会 教育・研修委員
京都府がん患者団体等連絡協議会 相談役

現在取り組んでいるテーマ

死別経験者がその体験を自己の一部に位置付けることができるのかどうか。もしできる場合にはそこには「私」全体にどのような変容が生じるのか。そして、その体験が自己の一部になれず、もしくは苦悩として残り続ける時、その苦悩が人間に何をもたらすのかについて、考えています。そういった観点からグリーフケア活動団体である『京都文教大学グリーフケアトポス「Co*はこ」』を立ち上げ、死別体験をわかちあう会を行っています。ゼミ生を中心にスタッフになってもらい運営を行い、活動の幅を今後も広げていく予定です。詳細は「Co*はこ」のホームページに記載されていますので是非読んでみてください。
また、イメージを用いた心理療法にも関心を持ち、深層心理学的観点からの事例研究にも取り組みたいと考えています。最近は物語という観点から漫画にも関心を持っており、それらに関連して「特別であること」と「普通であること・この世に降り立つこと」といったものについても関心を持っています。

臨床心理学研究科 准教授 
清水亜紀子

現在取り組んでいるテーマ

ユング心理学に興味があり、その考えをベースに臨床と研究に励んでいます。具体的には、がんを中心とした終末期における心理療法、遺族ケアなどを通して、人間にとっての「死」、そして、「死」から見えてくる「生」について考えています。また、心理療法の中で、夢、箱庭、描画などのイメージがどのように現われ、どのような内容を持ち、どのような機能を果たすのかについても関心を持っています。

臨床心理学研究科 講師 
千秋佳世

【学外における学会・協会等での役職】
京都府臨床心理士会 理事

現在取り組んでいるテーマ

自我体験とは私という存在の不思議さ不確実さに気づき、それまで当然のものだった「私」や「世界」の自明性が揺るがされる体験です。その中からいかに新たな主体が立ち現れてくるのか、さらにはどうやって「他者」と出会うことができるか、臨床心理学的立場から考えています。そこから派生し、避けえない体験にいかに個人が向き合い、引き受けていくのかとうことも大きなテーマとして考えています。

臨床心理学研究科 講師 
長谷川千紘

現在取り組んでいるテーマ

前思春期(子ども時代から思春期への移行期)のこころについて関心を持っています。前思春期は「わたし」という自己意識が成立する、こころの成長にとってとても重要な時期です。この時期の子どものこころについて、箱庭や夢などのイメージや、このときに出会う大切な「他者」(同性の友人、想像上の仲間、推しなど)をキーワードに研究しています。

臨床心理学研究科 助教 
田中啓幹

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