京都文教大学
トップページ取組の概要取組の目的・達成目標取組の内容取組の実施体制取組のスケジュール

取組の概要

就業力と学士力を相互発展させる 教育プログラムの創出を目指す。

 近年の就職活動においては、いわゆる「厳選採用」の傾向が強まり、大学生が採用側に求められる水準も高いものとなっています。そして、基礎学力や学習意欲の低い学生は、就職活動で一層の苦戦を強いられています。こうした現状を踏まえ、本学では平成22年度から、カリキュラムにおける体系的なキャリア科目の整備をスタートさせました。そこでは「就業力の土台となる人間力」を育成し、かつ「就業力と学士力の同時発展を促すシナジー効果」を生み出す教育プログラムの創出が目標となっています。本取組は、上記の教育構想を実現するため、大学4年間を通した全学的キャリア教育の体制を、カリキュラムと組織の両面にわたって整備し、発展させることを目指すものです。
 本取組においては、初年次に「自己の資質・能力を見極める力」、2年次に「現実社会のニーズを捉える力」、そして3・4年次に「これら二つの力を統合し就業を実現する力」を、学生たちに獲得させていきます。それは、単に就職活動向けのノウハウを身につけさせるものではなく、学士課程教育の中核をなす専門の学びを生かすキャリア教育、さらにはそれが専門学習の深化につながるキャリア教育でもあります。本取組は、いわば就業力と学士力とを相互発展させる「シナジー効果」を戦略的に取り入れた、新たな大学教育の創出を目指すものといえます。
 組織面では、教育計画を推進する学内組織「就業力育成委員会」を設置し、その指揮の元、本取組の中核をなす新規科目の運営を全面的にサポートする「実践教育サポートオフィス」を新設します。本オフィスは、学内の各組織と有機的連携を図りながら、事業推進に必要な学外実習の提携先、インターンシップやボランティアの受入先を新規に開拓していきます。
 また、本取組における基幹事業の一つとして、正課と課外を問わず、学生の学習履歴・学習成果物をデータ化した「大学ポートフォリオ」システムを開発します。これを全学で共有し、学生一人ひとりに対して最適な修学指導、および就職指導を行うための基盤的リソースを確保します。本取組が目指す全学的キャリア教育も、この基盤を縦横に活用しつつ整備し、発展させていく予定です。

取組の概念図

ページの先頭へ戻る