初級地域公共政策士
地域の課題を見つけ、解決する「地域マネージャー」と「文化コーディネーター」を養成するプログラムを開設しています。
初級地域公共政策士は、産官学民のすべてのセクターが連携して社会の課題に取り組む「協働型社会」の実現に大きな力を発揮する人材として期待されています。京都府下の公共政策系の学部等を有する9つの大学、行政、経済団体、NPOが連携して開発したプログラムを修了することで、(一財)地域公共人材開発機構が認証する「初級地域公共政策士」資格(学士レベル)を取得できます。本学では以下のような初級地域公共政策士のプログラムを設けています。
地域マネージャー養成プログラム
このプログラムでは、地域課題を解決するために、資源の調達と有効活用、交渉、利害調整を行うことができる「地域マネージャー」を養成します。行政、民間、NPOの動向を把握しながら、地域課題の発見とその解決について学びます。
学習ステップとそのイメージ
- Step1
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統計資料や行政文書の収集・解析・読解
(行政の政策と地域の現状を知る)
- Step2
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地域がかかえる課題の発見
(自身の問題関心に基づいて、地域課題を発見する)
- Step3
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課題解決に資する政策の考案と評価
(課題解決につながる政策をいくつか考え、それらを比較し評価する)
- Step4
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政策の提言
(具体的な地域を設定し、政策提言を実践する)
行政の視点から客観的にデータを分析しながら地域がめざすヴィジョンや課題を提示し、
導いていくことができる人材へ
文化コーディネーター
養成プログラム
このプログラムでは、地域の文化をプロデュースし人と人とのつながりをつくり出すことによって、活気あるコミュニティをデザインする「文化コーディネーター」を養成します。フィールドワークによって地域課題を発見し、文化資源を活用した課題解決を学びます。
学習ステップとそのイメージ
- Step1
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フィールドワークの実施、地域の文化情報の収集と記録
(地域の歴史や文化を理解し、地域の現状を知る)
- Step2
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地域がかかえる課題の発見
(自身の問題関心に基づいて、地域課題を発見する)
- Step3
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課題解決に資する企画の立案と実施
(地域課題の解決につながるイベントを企画し実施する)
- Step4
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政策の提言
(具体的な地域を設定し、政策提言を実践する)
地域のお祭やイベントなど、文化的な側面から地域の活性化に貢献していける人材へ
ほかにも、地域公共政策士プログラムを支える「大学ミュージアム活動」を実施しています。
モバイル・ミュージアム活動
フィールドワークで集めた資料・写真・動画などを使い、地域の小・中・高校や福祉施設などでワークショップを開催します。