食物栄養学科は2023年4月よりライフデザイン総合学科栄養士コースになります。
この道を選んだきっかけ。
高校卒業後語学学校に1年間通い、2020年6月から海外留学を予定していたのですが、コロナ禍で行けなくなってしまいました。この先の進路に悩んでいた時、親友が栄養士の道を進んだことを知りました。親友も私も貧血体質で、自分で体の調子をコントロールできたらいいなという思いで、私も栄養士を志すようになりました。ブランクがある分、早く社会人になりたかったので、京都の短大で唯一栄養士の資格が取れる文短を受験しました。
食物栄養学科が面白いと思うところは?
調理実習の回数が多く、それも同じような方向からではなくて、いろいろな視点からアプローチする実習が多いのが面白いです。例えば高血圧の患者さんの栄養指導をするとしたらどういったメニューを提供するかや、離乳食を試食して歯がない赤ちゃんにとってこの硬さは良いのかどうかなど、ただ料理を作るだけではなく、対象者様、作り方、根拠など細かいところまで追求します。自分や家族の実生活でも役に立つ内容だと思いました。
授業や実習で思い出に残っているエピソードは?
栄養士校外実習に行く前に、授業でマナー講習を受けます。実際に百貨店の社員食堂に実習に行ったところ、接客マナー、歩き方、お客様の目に触れる場所を歩く時のカバンの持ち方など、百貨店ならではの研修を受け、栄養士は専門知識だけでなく、それぞれの業界や職場に合わせて働いていくことの大切さを実感しました。普段の授業は、高校の時から理系科目が苦手だったのでついていけるか不安でしたが、あまり困りませんでした。補習もやってくださるので、私のように苦手な人でもついていけます!
文短ってどんなところ?
同じ興味や目標を持った人が集まり、毎日お互い励まし合って頑張れる環境なので、仲は深まりやすいと思います。先生方には手厚く勉強や就職のサポートをしていただけるほか、気軽にプライベートの相談もしてもらえました。先生方は私たちが社会に出た時のことを考えて丁寧に指導もしてくださり、とても勉強になりました。清掃スタッフの方とも距離が近いところも魅力です。学校は常に掃除が行き届いていて綺麗でした。友達や学校に支えられて、学業も人間関係も濃い2年間を送ることができました。
社会に出て楽しみなことは?
通信事業やHR事業などさまざまな事業を手がけている会社に就職します。就職活動中、栄養士の仕事はいろいろな分野に活かせるからこそ、やりたいことが絞りきれずに悩んでいました。そんな時にこの会社を見つけて、社長や社員の方とお話してみると、自分と考え方が共通する部分が多くて。この方たちと働きたいと思って、職種というより人と社風で選びました。健康に関する新事業立ち上げも考えているとのことなので、その時はぜひ栄養士の知識を活かして活躍したいと思っています。